第3話
次の日の帰り道カレンちゃんと別れたあと杖をついた老人が道路を歩いていた。
そこへ大型トラックが老人に向かって走ってきた。
僕は「危ない!」と大声を出して老人に抱きついて体ごと引っ張って間一髪助かった。
老人は「ありがとう命の恩人だ君の名前は?」
僕は「僕の名前は中村健人です。あっ助かって良かったです」
翌日僕は土曜日で学校が休みでスマホを見たりゴロゴロしていた。
するとインターフォンが鳴った。
僕は急いで画面を見た。
そこには昨日の老人と中年の男性が映っていた。
インターフォン越しに老人が「昨日のお礼がしたくて参りました」と答えた。
母は今日は仕事で留守なので僕はホッとした。
すぐに玄関を開けた。
老人は深々と会釈をした。
僕はふたりを家の中にに入れた。
リビングのソファーに老人と中年の男が腰を降ろして座った。
中年の男が僕に封筒を差し出した。
老人が「昨日のお礼です、是非受け取って下さい」と言ってきた。
中年の男が僕に封筒を差し出した。
僕は封筒の中身を見た、すると札束が入っていた。
僕は驚いて「えっ、えっこんなに貰えないです」と焦って言った。
少年は思った(どう見ても100万円はあるよな…)
老人は「本当にありがとうございました」と言って中年の男と帰ってしまった。
僕は呆然とした。
お札を数えてみると、やはり100万円あった。
やはり引き出しを開けて木の箱の蓋を開けて見るとメモの切れ端は消えていた。
僕は確信した。(この木の箱があれば何でも願い事が叶うんだ)と。
それからは、もう、どうでもいい事に木の箱を使っていた。(アイスクリームが食べたい)とか(カッコいい洋服が欲しい)とか。
その度に願い事は全て叶った。
僕は幸せを満喫していた。
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