SideB テンプレ嫌いの組織ども03

 屋根から屋根へと、時には電柱なんかを足場に軽快に飛びわたっていく不審者。人目を避けるように徐々に高い建物へと移動していくが……そろそろ待ってくれないかな……俺もうすんごい腹減ってきてるんだけど。


「あーあー、こちら有栖。敵は世古町よこまちの裏通りに逃走中、どうぞ!」


 有栖はスマホで摩子さんとつないだまま鞄に入れ、逐次方角を伝達しているようだ。なんだか背負われての移動が思ったよりも快適で楽しくなってきているのか、警察の無線連絡チックに摩子さんと連絡しあっている。


「おい有栖……なんか食べるものないか? そろそろ力が入らなくてお前を支える手が疲労とめんどくささでまずいんだが、どうぞ?」

「脅迫ですか!? え、ええっと待ってください……あ、琥珀糖こはくとうとかどうですか?」


 コハクトウ? 有栖が鞄から何かを取り出すそぶりを見せたので一旦足を止める。有栖がガサゴソと取り出した小袋。そこから出てきたのは透き通った琥珀色の塊……ああ、俗にいうべっこう飴とかいうやつか。また渋いものを……。


「えへへ、これは過去あなたの命を救った立役者でもあるんですよ」

「え? ちょっとおっしゃってる意味わかんないんですけど?」

「ふふ、まあ今は早く食べて元気出して下さい」


 よくわからないけどまあ有栖がなんかやたら嬉しそうだし、それに糖分はこの空腹時のエネルギー源としてはいいだろう。だけど……手のひらいっぱいのべっこう飴とか……いや、食べるけどさ。


「う~ん、こっちの世界の琥珀糖も美味しいですね。なんだか元の世界のよりも甘さが柔らかですっきりとしてますね」

「おまへもあめるんあい!」

「え? ちょっとおっしゃってる意味わからないんですけど?」


 お前も舐めるんかい、が正解だ。てか口いっぱいに飴頬ばってるせいでまともにしゃべれないんだよ。でもたまに食べるとうまいなこれ。たしか砂糖や蜂蜜とかと水だけで作るんだっけかこれ?


「ふふ、知り合いの方でお一人この飴が好きな人がいて……まあ私よりもシーアさんと馬が合ってましたね、彼女は」

「ほう……」


 あのバイオレンスな女と馬が合うって……なんか絶対まともな性格には思えない。


「あ、建物の中に入っていきましたよ! "トライド"が! あそこは……立体駐車場って場所ですね」


 有栖が指さす先、どうやら敵さんは古びた立体駐車場の一角に入った模様。てか……あいつは"トライド"っていうんだっけか?


 俺がちらっと疑問に満ちた表情で振り返ると有栖は待ってましたとウインクをしている。いや、どうせなら追っかけてる最中結構時間あったし説明してくれればよかったのに……というのは野暮だろうか。


「"トライド"は『大地に刺さる三剣』という異名を持つ希源種オリジンワンです。すでにご覧になったかと思いますが、奴は相手によってその姿や武器を変えます。その変わるさなかに見せる三つ足、そして三種の剣から彼の異名がつけられています」

「三種の武器? ええっと、あの変わった二本刃の奴と普通の剣と……」

「普通じゃないおっきい剣とそれを操る巨躯の姿もあるみたいですよ?」

「え? なにそれ一番怖いじゃん」


 そうこう言ってる間に立体駐車場に俺たちも入った。まあ入り口から行儀よく入らず上層階の開けたスペースから入ったわけだが……うん、隠れるにはもってこいじゃないか? 車も結構停まってるし後ろに隠れられて油断してるところをズバッとやられようもんなら……。


「おい有栖」

「はい?」

「今回相手人型だったよな一応……話は通じるのか?」

「あー……言葉はまあ理解してるみたいでしたが」

「言い方を変えよう……話し合いで一つ穏便に済ませることはできないでしょうか?」

「……なんで敬語なんです?」


 俺ふと思うんだよ……こっちはなんか術式とやらの制限や対価がきつくなってるのに敵だけ劣化することもなく使えてるのずるい。


「いいか有栖……ここは本来往来で争いなどない平和な世界なんだぞ。だからまあほれ……郷に入っては郷に従ってくれないかな希源種オリジンワン君も?」

「そんな願望に満ちた疑問形で言われましても……」


ガタンッ


 俺と有栖の体がびくりと震える。おそるおそる音の鳴ったほうを見ると車の陰からゆらりと現れるトライドと呼ばれる希源種オリジンワンの姿。出会ってすぐの小柄な女性のような体型、そして双刃剣ダブルソード。ここはもう一つ振り出しに戻って……いやそれ以前に戻っていっそ会わなかったことにならないかなぁ。


「貴様のその顔、見覚えがあるぞ……たしか門番重兵ガドナーだったはず。それなのに今の貴様はなんだ?」


 相変わらず慣れない声質だが、今はそれどころではない。どうやら敵さんは俺に興味がわいたのか、とりあえず今のところ襲い掛かってくる気配はない。


「えーっと俺な。えー、あー、ああそうだ。実は警察だ! 法にのっとり、お前を逮捕する……とかでどうでしょうか」

「……なんで許可求めてるんですか?」

「いやほら、嫌ならここはお互いの意見を尊重して今日はちょっと出直す方向でどうかなぁと」

「だめでしょう、それじゃあ」


ガキンッ!


 再び俺と有栖がその音にびくりとふるえる。あえて言うとビビってます、はい。んでくだんのトライドさんですがまーた剣を地面に刺したようで、変身を始めたわけだが、うんまずい。さっき有栖が言ってた巨躯の姿というやつだ。


「法に"律"して動くというのなら……貴様は戒律等兵プライアというわけか……」


 体型に合わせまとっている黒のライダースーツも伸縮しているようで、そんな大きな体にも対応できるんだぁとごますりよろしく拍手を送りたい。だがその手に握る俺の身長よりもでかい異常なでかさの剣を見てそれどころじゃないとぴくぴくと頬の筋肉がつっているのがわかる。


「十字さん、あれ私たちの世界じゃ極大剣グレートソードって言って、もうあの剣を扱ってるってだけで敵の筋力の高さを裏付けるんですよ」


 そういってそそくさと俺の背後からトライドに向かい指をさす有栖君。はは、なんならもっと前で言ってやれ。というか徐々に後ずさって逃げようとしないでほしい。


「お前が戒律等兵プライアだというなら……"兄さん"に任せる」

「"兄さん"? いや、よくわからんが父といい兄といい、家族団欒の邪魔しちゃ悪いし任せなくていいぞ」

「……家族団欒? それを壊したのは"お前ら"だろう!」

「ひ、たんまたんま!」


 振り上げられた極大剣グレートソードは天井を伝うダクトにぶち当たるが勢いは止めらない。粉塵と砕けた破片をまき散らし、俺たちへと振り下ろされる。反射的に有栖の首根っこをつかみ走り出す。


「ちょ、持ち方ひどくないですか!?」

「そうだな、ここは先人の知恵をパクろう」

「だ、だから持ち方ぁ!」


 有栖をさらに持ち上げて肩に担ぐ。どら子が以前これやって有栖に大ひんしゅくを買っていたが……緊急事態だし目をつむってほしい。あと足をじたばたしないでほしい、結構的確に俺のあばらに膝蹴りが入って痛い。


「逃げるのか! 貴様!」

「逃げる! だから見逃せ!」


 なんだか「えぇ……」とかいうローテンションな幼女の声が聞こえた気がするが気にしてはいけない。今は全身全霊で足を動かせ。


 立体駐車場の下の階への坂を走り一気に駆けていく。敵の足音は今のところ聞こえない。どうやらそこまで俺たちを執拗に追う気もないのかな。おかげでそろそろ出口だ。


ズドンッ!


 待望の出口に舞い降りた巨体と極大。地面を砕いた極大剣グレートソードを軽々と片手で持ち上げ、ずしんと肩に刀身を乗せこちらに視線を向けてくる。おいおい、そういう人の苦労を摘み取るような移動と登場はやめてほしい。


「やはり他人の空似か……あの時の門番重兵ガドナーとは似ても似つかぬ臆病な男……」

「はぁ……他人ってわかったんなら追って来るなよ、くそが!」


 息が切れる……さすがにそろそろ逃げるのも限界だ。有栖をそっとおろし、さがるように手で合図を出す。だが、その制止の手をくぐり抜け、俺の前に出ると庇うようにして手を広げた。


「あなたの目は節穴ですか! 彼は……彼は何も変わっていません! 彼は……彼は元から臆病です!」


 あれ? シリアスな展開を匂わせてからのディス展開? 目から汗出すよ? てか敵もなんか動揺してるのかちょっと困ってるぞ?


「本来は臆病なのに……それでも他人を守るためにあらゆる力を……勇気を振り絞る彼を馬鹿にするというなら、私はあなたを許しません」


 有栖はぱっとしゃがみ、その両手を地面につけ、顔を上げる。気のせいか……有栖の全身が仄かに白く発光している。


「"クアンティティ"!」


ボコッ!


 突如敵の立つ地面が隆起したかと思うと当たりの柱や壁から石柱が伸びるように現れ、敵へと襲い掛かる。それまでどこか高をくくっていたトライドも慌てて手にした極大剣グレートソードで自身に襲い掛かる石柱を砕いていく。


「ぐおおぉ!」


 いたるところからなおも石柱が現れ、トライドも咆哮を上げまるで怒れる獣のように剣を振り回し破壊していく。気のせいか、徐々に石柱の伸びるペースが緩やかになっていく。


 俺がはっと前でかがんだまま不思議な術式を使い続ける有栖へと視線を戻す。先ほど感じた光も弱まってきている。それに、なんだかしんどそうだ。


「おい有栖。その力、なんだかやばそうだが大丈夫なのか」

「……るさない……許さない!」

「おい、有栖! その術式を止めろ!」


 俺が有栖の肩を掴みやめさせようとするも突如現れた石柱が邪魔をする。くそっ、なんだか見境がなくなってきてないか? それまでの石柱と違い、もはや石の杭のように鋭い先端を形どった柱が表れ始めた。当たった相手はひとたまりもない。あの有栖が希源種オリジンワンとはいえ、人を殺めるのはなんだかひどく嫌悪感が湧く。早く止めないとまずい気がする。


「おい、有栖! もうやめろ!」


 石柱は有栖を囲むようにして伸び、その姿が見えなくなる。まさか自爆!? 大丈夫なのか?


「有栖!」

「落ち着いて"クロス"君……アリスは無事だから」


 落ち着いたどこか大人びた女性の声。俺が振り返るとゆっくりとした足取りで上の階から降りる坂道を歩く小さな影。この辺りでは見かけない異国感のある褐色の肌。そしてそこに映える腰ほどまで伸びた翡翠の綺麗な髪。


「え、絵芽?」


 どうしてここに、という疑問がすごいが、それ以上に目の前の幼女から漂う大人びた雰囲気にちと戸惑ってしまう。


 絵芽が驚きで棒立ち状態の俺を通り過ぎ、有栖へと近づいていく。そして驚くことに、それに呼応するかのように石柱が砂と化し、さらさらと風に吹かれやがて消滅していく。


 そして、消えた石柱の中から現れたなおも謎の術式を使おうと地面に触れる有栖の頭にそっと絵芽は撫でるように触れた。


「アリス……その力はこの世界で使ってはダメ。ごまかしがききにくいでしょ? 存在するものを別のものに変えるのはいい。変えたものを元に戻すのもいい。なかったことにしてやり直すこともいいよ。だけど……存在しないものをこの世界で生み出すのは今のあなたではつらいはずだよ」


 有栖を白い光とするならば、絵芽は新緑の光。見るものに癒しと生命を感じさせる新たな木々のような不思議な光。それをまとった絵芽が有栖の頭を優しくなでると互いの光はすっと消え、有栖がその場に力なく倒れる。


「お、おい有栖!」


 すぐさま駆け寄り、有栖を抱き起す。微かな吐息と胸の鼓動……どうやら気を失っているようだがとりあえずは無事のようだ。


「クロス君……アリスは前の世界で"あなたを失った"。それがトラウマみたいになっちゃってる。だからこそあなたという存在を守ることに躍起になってる」

「……」

「命を懸けて守ってあげてとは言わない……けど、無茶しないように傍にいて支えてあげてね」

「あんた……"エメル"か?」


 絵芽は口元に指を立て、少々いたずらっぽい笑みで応える。幼い子供の体ながらその仕草や表情が今までのそれと異なり、まるで別人のようにさえ見える……とか思ってたんだがなんだか「げっ」と困った表情を浮かべたと思ったら両手を合わせてこちらへと向き直る。


「あ、ごめんクロス君。私もそろそろ限界だし、元に戻った無邪気でキュートな幼い私を守ってあげてね。あはは、アリスのついでのついでのそのまたついでぐらいでいいからさ」

「はい?」

「ちなみに、もし私が傷でも負おうものならたぶんシーアが怒って半殺し程度じゃすまないと思うからがんばってね」

「はい?」

「あとそれとは関係なくシーアがものすっご~く怒るかもしれないから言い訳は考えておいてね。あはは、シーアと鬼ごっこしてたのにそのまま黙って追いかけてきちゃったからさ、クロス君の"力を借りて"ね」

「はい?」

「じゃっ! あとよろしく!」

「おい待てっ! ほんと待て!」


 かくんと絵芽はこうべを垂れ目を閉じる。そしてすぐに目がゆっくりと開かれ……。


「ん? どこだここは!? あれー?」


 うん、予想してたよ。あの最後の怒涛の自分の言いたいことだけ言ってる段階でさ。俺の反論の時間を削って……ほんと元に戻るまでの時間調整完璧すぎない?


 初対面ながら"エメル"もまたなんか問題がありそうな女性と記憶に刻んでおこう。性格は陽気、お調子者、あとは……なんだかアリスに対して申し訳なさそうな顔をしてたな。


「なんだ……なんだその術式は」


 あ、やっべ! 忘れてたわこいつのこと。トライドは砂と化し消えていく石柱を見回し、すべて消えたのを確認したのち俺たちへと向き直る。


「一見して精霊術式のアース属性かと思ったが……そういうわけではなさそうだな」


 地面に寝かせるように下げていた極大剣グレートソードをゆっくりと俺たちへと向ける。さて……どうするかなこれこのあと……。


「なんだあれ! かっけー! でっけー!」


 行動不能の幼女プラス行動予測不能の幼女を護衛しての逃亡か……状況悪化してんじゃねぇかおい!


「お、じゅうじ? それにありす? なにしてるんだ? もしかして……ふたりでイチャイチャしてたのか!?」

「二人に見えるか? 二人だけに見えるか? あっちのやばそうなの見えるか?」

「むぅ……なるほど、あれがお邪魔虫か!」


 どうしよう、この危機的状況に教育と説明、ついでに逃走の時間が圧倒的に足りていない。俺はとりあえず有栖を抱き上げようとするが、突如全身を襲う怠惰感。くそっ、やっぱ無理しすぎたか……竜承ドラゴナイズ使っての追跡からの全力ダッシュは。


「安心しろ、子供まで殺めるつもりはない」

「そこで保護対象に俺と有栖を混ぜてくれたら安心してやる」

「貴様たちは……粛清対象だ」


 もはやおしゃべりは不要といわんばかりに剣を大きく振りかぶり、突っ込んでくる。はは、もう疲れて足が思うように動かない。だが……減らず口は動くみたいだな!


「粛清だか何だか知らないが、ご静粛にだ馬鹿野郎! "ハウリング"!」


 不意を突くような俺のハウリングを真正面から受けたトライドは風に巻き上げられた落ち葉のようにふわりと浮き上がったかと思うと勢いよく吹っ飛んでいく。うまいこと外まで吹っ飛んでくれたみたいで、駐車場前のごみ置き場にもろに突っ込んだ模様。


「おい、ついてこい……」

「な、なんだいまの!? びっくりした」

「いいから……着いてきてくれ。俺ももう……余裕がないんだ」


 俺は今どんなつらをしているのか。俺の顔を見てビクンと震えた絵芽だがどうやら俺の言うことを聞いてくれるようだ。よし、いい子だ。無事逃げ切れたら何かお菓子ぐらい買ってやろう……俺も食いたいしな。


 俺は有栖を抱え、すぐそばにあった上階へと上れるエレベーターへと向かう。そのまま入口から出たいところだがなんだか嫌な予感がする。おそらくあいつは無傷だ。ただ俺の突然のハウリングに警戒し様子でも見ているのかもしれない。


 エレベーターのボタンを押し、降りてくるのを待つ。くそっ、頼む……早く来い。


ガサッ!


 振り向かなくてもわかる。もう少しそのままおねんねしていてほしい。そのままごみ収集車に回収されてくれたら理想的だったんだが、あいにくあれ燃えないしだめだろうなぁ、今日は燃えるゴミの日のようだし。


 奴はエレベーターを知らないのか、俺が開きもしないドアの前で立ち往生しているようにでも見えているのだろう。体についたごみを払い、もはや余裕すら感じさせる落ち着いた足取りでこちらへと向かってくる。ははは、異世界にはエレベーターなんてないんだろうな。


 高らかなベルの音とともに開いたドア。絵芽に入るよう促し、すぐさま俺もふらついた足取りで入る。そして壁のボタンに向かいもたれかかるように倒れながら肘で屋上行きのボタンを押し、すぐさまドアの閉じるボタンを殴りつける。


 俺がドアとは逆の壁に背を預けなんとか立っていると激しい衝突音と揺れがエレベーター全体に響く。そのせいで絵芽が目に涙を浮かべている。悪いが慰めてやる気力も声も出ない。屋上についたらどこかに身を隠さないと……。


「し、しあ……怖いよう。勝手にはしりまわってごめんなさいするから……だから……ねぇしあー……しあー」


 うずくまる様にして頭を押さえる絵芽。くそっ、いたいけな子供を怖がらせて……あの野郎。


 もはや体力はおろか喉も限界に近い。だが、それでも有栖と絵芽だけはなんとかしてやらないとな……はは、我が身最優先じゃなくていいのかとふと自問自答してしまう。


「幼女二人の命はついでのついでのそのついで……俺のはそのついでぐらいで丁度いいってか」


 掠れた声でもはやのどに痛みすらあるが、それでも言わずにはいられない。己のすべてを振り絞れ……そう思うと不思議とまだなんとか悪あがきぐらいはできそうだ。

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