第四話

「ここは…どこだ…?」

そうだ、私は確か電車になり…事故を起こし転生しようとしたはずだ… 私はまだ生きている…ということは

「どうやら…成功したようだな、」

だがここがどこか分からない。そこでポケット…(どこだよ)を探りスマホを取り出す。そこには…

20…18年?そんな馬鹿な、私は確かに2023年を生きていた。それに電車になっていた時も聞き取りづらかったが確かに2023年と聞こえていた。ん?まてよ?そういえばあのクソ女神なんか言ってたな。

クソ女神「そんなに会いたいなら分かりました会わせてあげましょう…今度こそ会えるといいですね」

そうだ、あいつは確かそんなことを言っていた。そこで誰か後ろから話しかけてくる。

???「よう!」

「ん?」「ああ、バシアンか…」

ん?バシアン?まて、あいつは今どうしていた?確か高校になっても同じだったが…クラスが別れてから少し接点が減っていた気がする。

「なぁ、バシアン、今っていつだ?」

バシアン「何言ってるんだ?今は2018年の4月20日だぞ?」

え…?つまりなんだ、私は過去に戻ったということか……?

???「うおー、2人揃ってどうしたの?」

一瞬把握しそびれたが… ああそうか確かこのメンバーと時期ならこいつがいたな。

バシアン「やぁ、ナイ、君も元気かい?」

ナイ「元気元気〜、あれ?どしたのミル、元気ないよ?」

「いや、なんでもないさ…きっと悪い夢でも見たんだろう」

だとすればこの記憶はなんだと言うのか?確かに私はアンパンマン三輪車であきさんに会いに行き…イノシシにやられたはずだ。だが今生きて5年前にいる。

「…わからん」

バシアン「なにが?」

「いや、なんでもない…それより急ごうよ、もうすぐ学校が始まるしさ。」

ナイ「そうだね、新学年になって1ヶ月経たないうちに遅刻はまずいね」

「そうだ、だからすこし急ごう」

まぁ…これが夢なのかは、今日1日とりあえず過ごしてみて判断しよう




数日前

バシアン「さてと、もうすぐ学年も変わることだし」「とりあえず勉強しないとな」

そうだ、学年が変わってのテストがもうすぐあるのだ

「あいつずるいんだよなぁ…ミルのやろう」

あいつは普段全く勉強している素振りを見せない。それどころか休み時間も休日もゲームの話しか聞かない。きっとあいつはそうやって何となくで生きていくのだろう。

「…将来が心配だな」

とはいえあいつはなんだかんだ言いながらもしっかりとその場を超えていくやつだ。心配しなくても良いだろう。それに、ミルは地頭で殴りに行って高いところキープするからムカつく。

それにしてもナイは大丈夫だろうか、そう思いLINEで聞いてみる。

「なぁ、ナイは勉強大丈夫なのか?」

ナイ「大丈夫大丈夫きっと何とかなるはず」

(ダメだな…こいつ絶対に勉強していない)

ナイ「明日どうせバシアンが教えてくれるんでしょー?それなら授業とか自分で勉強するよりバシアンに教えてもらった方がわかりやすいからさ。」「頼むよ、ね?」

そう言われると断れない…くそう…悔しい。そう思い勉強に区切りを付けて寝る準備をする。ああ…でもまぁこんな日々も悪くない…かな。そうしてバシアンは眠りについた。

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