414 VIP

 ノーラの誇る騎士団はこのコードでも最高クラスの人材を取り揃えている。その源となっているのはノーラが都市システムの力を使い研究した強化人間を生み出す技術だ。

 その技術を使うためには健康で運動能力の高い人間が必要不可欠だ。ノーラのエリアの運営方針は如何にして多くの市民をその最低ラインに持っていくかに重きを置いている。


 兵器の研究開発に力を入れる仇敵――アンガス・コードとの違いは、研究成果が生きた人間だという事だ。

 ノーラのエリアには機密が多い。身体機能を可能な限り高める設備に、より強靭な肉体を生み出すための食事。サプリメント。エリアの市民達が当然のように享受しているその全てが、ノーラの研究成果だ。そして、それはつまり、強化人間技術の機密は漏洩し易いという事を示していた。


 長年をかけて研究した強化人間の技術がそう簡単に再現できるとは思えないが、食事やサプリ、それを受けて育った市民を分析されただけでも強化人間技術解明の糸口になりかねない。


 機密の漏洩対策はどこよりも力を入れてきた。ようやく増えてきた強化騎士団がそれを可能にした。外部から流れ込んできた傭兵の大半を排除したのも、その者達が全く信頼に値しなかったからだ。


 エリアに立ち入った者のチェックは完璧だ。ノーラのエリアの市民として登録されている者には特別な食事を与えているが、外部からやってきた者には水の一滴すら与えない。食料の配給システムを操作しているし、もしもエリアの市民が何かを与えたとしても、それを外部に持ち出す前に排除する。恐らく、アンガス・コードも兵器類を対象に同じ事をしているだろう。

 だが、そもそも、他のエリアから市民が移動してくる事など滅多にないのだ。

 人数とは力である。なるべく市民の数が減らないようにするのは、これから最大の戦いが待つ王族にとって当然の事だ。


 情報の隠蔽が必要なのは今だけだ。アンガスが王位につけば、ノーラの研究成果の全ては隠す余地なく詳らかにされる。逆もまた同様だ。ノーラが王になればアンガスの研究成果は全てノーラの力になるだろう。


 突然クライ・アンドリヒがエリアに入って来た時には、また下らないお願いをしにきたのかと思った。観光をしにきたと言い出した時には、呆れ果て怒る気力もなかった。

 ノーラのエリアを見て回ろうなど、本来ならば許可できない事だ。ノーラエリアの市民達が使っている主要な設備は入口でシャットアウト、場合によってはスパイ容疑で騎士団を差し向ける事案である。


 今回、その原則を緩めてやったのは、協力関係を結びやすくするためだ。


 エリアに入ってからはずっと監視していた。クライがノーラの技術を盗みにきたスパイではないという事は、すぐに分かった。

 スパイ目的の者はそれなりのものを内に秘めた表情をするものだ。クライ・アンドリヒにはそれがなかった。そもそも、王位争奪戦から外れているスペアの近衛であるクライがスパイをする理由がない。


 クライがザザ達の案内で街を歩いている間、ノーラは大いに譲歩した。チャージスタンドで、宝具に莫大なエネルギーをチャージしようとした事で発生したエラーを仕方なく握りつぶしてチャージさせてやったし(チャージできるエネルギーはエリアのリソースを使用している)、本来外部の人間は入れない闘技場の入口も通してやった。ザザ達がノーラのエリアについて説明するのも黙認してやった。


 だが、あの男はノーラの配慮に一切気づいている様子がなかった。あまつさえ、闘技場で行われた大試合を見もせずに出ていった。

 いくら外部からやってきたばかりとは言え、いくら4点とはいえ、まさかあそこまで何も気が付かないとは、もはや呆れる気力すらない。都市の評価システムの優秀さを思い知らされた気分だ。


 クライの監視を任せていた近衛騎士の青年が眉を顰めて言う。


「どうやらあの男は、我らの技術にも全く興味を持っていない様子ですね。闘技場ではせっかくノーラ様が試合スケジュールを変更してまで最高の試合を組んだというのに」


「ふん……仕方のない事だ。我らの技術に興味がないならば、尚更利用できるわ」


 クライの来訪に向けて、ノーラが今回調整したのは、次に強化騎士になるであろう、最有力候補二人の試合だった。ノーラのエリアで日頃から切磋琢磨している市民達の強さを見せる事でノーラの力を見せつけるつもりだったのだが、興味がないのならば仕方がない。


 ノーラが生み出したものにあそこまで無関心なのは少しばかり腹立たしい話だが――。


 それにしても、市民達の研鑽を見るのは久々だった。


 ザザやルルのような子ども達でも強化人間の施術を受けるために切磋琢磨している。それは、ノーラがこの街を生み出す際に立てた計画が実を結んでいる事を意味していた。

 王位争奪戦の時期を考えると、ザザやルル達が強化騎士として王位争奪戦に参加する事はないだろうが、きっとその力はノーラが王位についた後に役に立つ事だろう。それを自分の目で確認でき、アンガスではなく自身が王に相応しいという事を改めて再確認できただけでもクライの行動を見ていた甲斐があるというもの。


 クライは今、クラス2市民であるザザ達の住処に移動していた。この都市では似たような年齢の子ども達が集まり生活している事が多い。ライバルが多い方が切磋琢磨するためだ。

 大きなモニターには、自分よりも総合評価の高い子ども達に囲まれ中途半端な笑みを浮かべるクライの姿が映し出されていた。


 モニターの中のクライが、仮想端末を操作している。



「ノーラ様、あの男がザザ達の要請を受け、必要申請クラス5の強化装身具を申請しているようです。外部の人間がノーラ様の研究成果を取り寄せようとは、通るわけがないというのに――いや、そもそも、ザザ達も、自分のクラスに相応しくない器具を誰かに頼んで取り寄せてもらうのは明確な違反なのですが……」


 近衛騎士が慌てたように、ザザ達の違反について付け足す。


 強化装身具はつけるだけで日常的に効率よく肉体を鍛えてくれるノーラの研究成果の一つだ。それを装着しトレーニングする事で効率的に能力を高める事ができるが、高度な技術が用いられているので、クラス5以上の市民にのみ申請を許可している。

 使用自体は禁じていないとは言え、ザザ達が強化装身具を依頼するのはノーラの決めたルールに違反している。


 違反だと知っているのにそれをクライに頼むザザ達も強かではあるが――。

 ノーラは少し考えたが、緊張した様子で道具が届くのを待っているザザ達を確認して言った。


「出してやれ。私が何も知らないと思うな。前々から上位クラスの者にアイテムを出してもらっている者がいる事は把握しているわ」


 お前も何度かやったことがあるだろう。ノーラの視線を受け、近衛騎士の青年がだらだらと冷や汗を流す。


 このエリア内でノーラが知らない事はない。ずっとノーラ自身が監視しているわけではないが、どのアイテムを誰が使ったのかは全てシステムに残っているし、それを辿れば違反がひっそり横行している事など簡単にわかる。

 それを黙認していたのは、それが、ノーラに仇なす目的ではなく、強化騎士になる事を目的としたノーラにメリットのある事だったからだ。


「は、はい。承知しました――」


 指示を受け、すぐにクライの元に強化装身具が送られる。

 自分が何をやったのかもわかっていないクライの気の抜けるような表情に、目を輝かせる子ども達。その中の一人、目を丸くしているザザの様子を確認し、ノーラは感心したように言った。


「それにしてもこのザザという子ども――賢いな。いい目をしているわ」


 昼間にクライを案内していた時から度々不思議そうな表情をしていたが――このザザという子ども、今の状況の不自然さに違和感を抱いている。


 チャージスタンドでエラーのランプを消した時。試合の内容を変えさせた時。あまねく全てにノーラの目が届くこのエリアにおいて、そのような事が偶然発生する事はありえない。

 強化人間技術を受ける条件として頭の良さは関係ないが、ノーラの騎士の条件として、ある程度頭は回らねばならない。


「ノーラ様、あの男――試しに装身具をつけようとして弾かれてます」


「………………愚かね。強化人間技術も誰にでも使えるわけじゃない。システム評価4点にあの強化装身具がつけられるものか」


 少なくとも、《雷帝》の友人という部分でしか価値がないクライよりはザザの方が百倍ノーラの近衛に相応しい。面白いものを見に来たとか言っていたが、これではクライの行動の方がよほど滑稽ではないか。


 がっくりしているクライが、大笑いしている子ども達をくるりと確認し、端末を操作し始める。



「!? こ、これは……大量の強化装身具の申請が来ています。これでは、誰かに渡すと宣言しているようなものです。さすがにやり過ぎかと……」



 ……本当に、行動の全てが裏目に出ている男だ。ルールを知らないだけなのだろうが、少し考えればその申請が許容されないものだと解っているだろうに。

 ここまで土足で踏み入り他の王族のエリアを荒らしているのだ、特権を持つ近衛でも厳罰は必至。もしもノーラがクライを協力者にしようとしている事を読んで行動しているのであれば話は別だが、その男が何も考えていないのは明らかだった。


「…………便宜を図ってやれ」


「!? 蛮行を許すのですか?」


「構わないわ。どうせ、王位争奪戦は間もなく始まる。仮にこの男から強化人間技術の情報が漏れたとしても、今から研究に取り掛かったとしても再現はできない。だからアンガスも最近はスパイを送らなくなっただろう。それよりも、この男に協力させるのが重要なのだ」


 今は協力者として、王としての度量を見せる時。明確にノーラに敵対しているのならばともかく、ある程度のルール違反には目を瞑るべきだろう。

 ノーラは目を細め、混乱している様子のザザを見て、追加で指示を出した。


「このザザという子どもに連絡する。クライがこれ以上碌でもない事をして問題を起こさないよう、お目付け役にする。我が威光をしっかり理解させるために、クライの行動を誘導させろ! いや、待て――私から連絡するわ」


「ッ!? ノーラ様が、直々にクラス2の、しかも子どもに――い、いえ。承知しました!」


 王族であるノーラがクラス2の市民にコンタクトを取るなど本来ありえない事だ。

 だが、今更、クライの行動誘導のために近衛を差し向けるよりもすでに知り合った子どもを使った方がよほど自然だろう。


 動揺を隠せていない近衛を他所にノーラは唇をぺろりと舐めると、さっそくザザにメッセージを送付した。





§




 やばい、このクライさん、超VIPだ…………まさか、ノーラ様が直接メッセージを送ってくるなんて――。


 ザザは、和気あいあいと仲間達に取り寄せたばかりの強化装身具を配るクライの姿を、ただ呆然と見ていた。



 悪夢でも見ているような気分だった。端末が受信したメッセージ。その差出人を見た瞬間、ザザは息が止まるかと思った。

 王族がクラス2の市民にわざわざ連絡するなど、本来天地がひっくり返ってもありえない事だ。


 最初は、ザザがクライに頼んで強化装身具を出してもらった事を咎められるのかと思った。


 ザザがクライに強化装身具を出してくれるよう頼んだのは、無理を承知の上での事だ。他の仲間達は気づいていないが、いくら貴族とは言え、他の王族の近衛であるクライが、ノーラ王女の研究の一部である強化装身具を取り寄せようとして成功する可能性はほぼゼロだった。それが通った時点で何かがおかしかったのだ。


 その後にクライが頼んでもいないのに勝手に行ったザザの仲間達全員分の強化装身具の申請など、仮にクライがノーラ王女直属の貴族だったとしても絶対に通るわけがないものだ。それがまかり通れば、ノーラ王女のエリアに住む者たちはこぞって上位クラスの者に申請を依頼し、技術の漏洩につながり兼ねない。


 だが、ノーラ王女からのメッセージは、その行為を咎めるものではなかった。真逆だ。




『エリアを案内し、ノーラ・コードの力を見せつけろ。その男は重要人物だ、関係を良好なものにするよう、最善の注意を払え。こちらも協力は惜しまない。全てがうまくいった暁には、ランクの上昇を約束しよう』



 このコードで大きな勢力を築いているアンガス王子とすら敵対を表明しているノーラ王女がくれぐれも関係を悪化させないようなどと言い切るとは、一体このクライは何者なのだろうか?

 総合評価もさることながら、これまでの行動を見る限り大人物のようにはとても見えないが――。


 先ほどまでは気軽に声をかけていたが、ノーラ王女から連絡を貰った後ではどう話しかけていいか迷う。

 突然の王族からの直接の連絡で修羅場の只中にあるザザの気も知らず、クライはザザの方を見て言う。


「後は…………欲しいのはサプリだっけ? 幾つ欲しいの? サプリだから毎日飲むのかな?」


「い、いや……それは――」

 

 飲むだけで身体能力を増強するサプリはノーラ王女の研究成果の中でも最も重要なアイテムの一つである。申請に必要なクラスは6であり、実質、騎士団に入らなければ絶対に手に入らない物だ。


 そもそも、ザザは欲しいなんて言っていない。貴族じゃないから無理だよなあと言ったのだ!


 ノーラ王女は今もきっとザザを見ている。ザザがクライに高いクラスでしか得られない物を欲しいと言った事も知られているだろう。

 関係を悪化させないようなどとは言われたものの、ザザとしてはどちらかというとこれ以上ノーラ王女の心象を悪化させるような真似は避けたいものだ。


 だが、ザザが止める前に、クライは該当のメニューを見つけてしまったらしい。


「えっと、筋力増強剤に、体力増強剤……これかな。うわぁ……凄い種類があるな…………まぁ全部貰えばいいだけか。これでよし」


「!? お兄ちゃん、全部って――」


「決定」


 その明らかに何も考えない言葉に、憧れの装身具に興奮していたルルや他の仲間達もざわついている。


 さっき躊躇いなく人数分の強化装身具を取り寄せた時点で薄々気づいていたがまさかこの人、この都市では無制限に物を出せるとでも思っているのだろうか?


 いくらコードでも無から有は生み出せない。この都市の物は全て有限のリソースを使って生成しているのだ。生活用品は食料品などはともかく、特別なアイテムはそれだけリソースを消費して造られている。いくら権利があるからと言って、無駄な使い方をすれば罰せられる事もある。


 そして、サプリは間違いなくその特別なアイテムの一つだった。何しろ、貴族にしか申請を許されない代物だ。



 そういうつもりじゃなかったんです、ノーラ様! 止めてください!



 ザザの必死の祈りも虚しく、クライの眼の前の床が開く。ルル達が急いでクライから離れる。

 現れた箱の大きさに、ザザは強い目眩を感じた。仲間達が五人はすっぽり入れそうな大きさの箱だ。

 ザザは実際に身体能力強化のサプリを見た事がないが、こんなに大きくはないはずだ。ならば何故こんな箱が現れるのか。


「クライさん、な、何個、頼んだの!?」


「え……? 載ってるサプリを全種類人数分だけど」 


 全種類……人数分?


 あいにく、ザザはサプリが何種類あるのか知らない。クラス2では種類を知る権利すらないからだ。

 強化する項目によって異なるサプリが存在するという噂は聞いたことがあったが、どうやら真実だったらしい。


 それを、全種類? この人は、ザザ達に何が必要なのかすら聞くこともなく、ためらわずに全種類頼んだというのか?

 騎士団のメンバーだってこんなに沢山のサプリを使ってはいないだろう。


 不意に眼の前に仮想端末が出現し、ノーラ王女からのメッセージを映し出す。メッセージは一言だけ。


『絶対に命令を遂行しろ』


 一行のメッセージから伝わってくる威圧感。震えるザザの前で、クライが箱から一つの瓶を取り出す。

 そして、しげしげとその瓶――偉大なるノーラ王女の研究結果を見ていたが、眉をあからさまに顰めると、ザザを見てとんでもない事を言った。


「ザザ、なんというか、これ、どうやら――毒みたいだよ。危機察知の宝具が反応してる。ノーラさんが作ったんだっけ? 後でクレームいれないと……」


『貴様が弱すぎるせいだ、と、言え。我が増強剤に耐えるにはある程度の肉体機能が不可欠なのだ、と。ふざけるな私の研究成果を何だと思っている、と言え!』



 一体ザザに何をしろというのだろうか。というか、ノーラ様、関係を良好なものにしろと言っていたはずなのに…………。


 ルル達が届けられたばかりのサプリをおっかなびっくり確認している。

 このサプリや装身具は間違いなくザザ達が騎士になるための大きな助けになるだろう。ノーラ王女は厳格な性格で知られている、本来ならば貴族の子どもであってもこんなアイテムを自由に使う事は出来ないはずだ。

 もしかしたら最年少で騎士になれるかもしれない。いや、そんなものがなくても――ノーラ王女からの直々の命令を遂行さえすれば、ザザ達の覚えもめでたくなるはずだ。


 ザザは手のひらを強く握りしめると、覚悟を決めた。

 ノーラ王女とクライ、両方の機嫌を取る方法を考え、大きな声で話しかける。


「そ、そうだ、クライさん。明日は――ノーラ様の研究所を見に行かない? ノーラ様の強化騎士団と会えるかもしれないし――」


「!? え? ノーラ様の研究所に入れるわけないでしょ? 何言ってるの?」


 ルルがザザの言葉に素っ頓狂な声をあげる。その通りだ。一応は一般公開されている闘技場と異なりノーラ王女の研究所は極秘中の極秘、外部の人間はもちろん、生まれた時からノーラ王女のエリアで過ごしている市民でも立ち入れない。今日の街の案内のルートに研究所が入っていなかったのもそのためだ。


 だが、クライは普通では考えられない特別待遇なのだ。

 恐る恐る仮想端末(ちなみに言うまでもないが、本来ザザでは呼び出せないものだ)を確認すると、果たしてノーラ様からの返事は『許可する』であった。


 これは、怪我の功名である。ノーラ様の研究所に興味がない者はこのエリアの市民にはいない。憧れの強化騎士団に会えるかもしれない事を考えると、昨日までのザザでは望むべくもない幸運だ。


 きっとノーラ様の研究をその目で確認すれば、いかにこのお気楽そうなクライさんでも感心するはず――そうなれば心象もあがって、クラス向上も見えてくる。ザザ達も研究所を見学できて一石二鳥だ。


 クライはザザから出された本来ありえるわけがない素晴らしい提案を聞くと、目を瞬かせてあっさり言った。




「いや、研究所なんて興味ないからいいよ。それより明日は別のエリアを見に行きたいと思ってるんだけど、ザザってその辺も案内できたりする?」

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