おまけ(設定とか)

■今回のキーワード



【名前】呪術/呪物

【詳細】

 強力な感情をトリガーにして発動する極めて原始的な神秘の術と、その力を込められたアイテムの総称。

 魔術と比較して体系と呼べるものはなく、術者には資質が求められ威力が安定しない反面、全ての条件が噛み合った時には奇異で強力な成果を齎す。強力な呪いによる被害の伝説は世界各地に残されており、各国の悩みの種。




■■■登場人物




<メインメンバー>




クライ・アンドリヒ


主人公。20歳、黒髪黒目、中肉中背のトレジャーハンター

帝都で三人しか存在しないレベル8ハンターの一人。二つ名は《千変万化》。

若手最強と目されるパーティ、《嘆きの亡霊》のリーダーにして、《始まりの足跡》のクランマスター。


ノリと状況に流されることにおいては右に出ない男。

エリザを仲間にした時にも完全にノリだったが、全ていい思い出に昇華されている。これまでの思い出の差し引きで若干のプラスになっているため、まだハンターを続けているところがあるらしい。

様々な宝具を集めているが呪いのアイテムなどにもそこまで興味はなく、コレクションにもほとんどない。


師匠は宝具店のマーチスさんだと思っているがマーチスさんは断固否定しているらしい。




リィズ・スマート


20歳。ピンクブロンドに、ピンクの虹彩。日に焼けた肌。小柄でキュートなトレジャーハンター。

《嘆きの亡霊》の盗賊にして幼馴染の一人。二つ名は《絶影》。レベル6。ティノの師匠。


意外に真面目で戦意が高いため師匠である先代絶影からは憎まれ口を叩かれつつ可愛がられているらしい。




ティノ・シェイド


16歳。黒髪黒目。リボンがトレードマークなトレジャーハンター。

《嘆きの亡霊》に憧れハンターになった気鋭のソロハンター。《始まりの足跡》所属で、レベル4の盗賊。リィズの弟子。


近接戦闘のセンスがぴかいち。師匠であるリィズからはもうちょっと盗賊スキルに才能があったらなあと思われているらしい。




シトリー・スマート


19歳。肩の上で切りそろえられたピンクブロンドに、ピンクの虹彩。落ち着いた雰囲気のトレジャーハンター。

《嘆きの亡霊》の錬金術師にして幼馴染の一人。二つ名は《最低最悪》。レベル2。リィズの実妹。


あちこちに師を抱えているが、プリムス魔導科学院の師匠からは力を与えてはいけない者に力を与えてしまったと思われているらしい。だが助けを求めればしぶしぶ手伝ってくれる、そんな仲。





アンセム・スマート


21歳。四メートル近い巨体を持ち、現在でも成長を続けるトレジャーハンター。

《嘆きの亡霊》の聖騎士にして幼馴染の一人。二つ名は《不動不変》。レベル7。リィズとシトリーの実兄。《嘆きの亡霊》の初期メンバーの中では最年長。


師匠の誇り。さっさとハンターを止めて教会に専属して欲しいと思われている。






ルーク・サイコル


20歳。三度の飯よりも剣が大好きなトレジャーハンター。

《嘆きの亡霊》の剣士にして幼馴染の一人。二つ名は《千剣》。レベル6。


剣術馬鹿で全世界を暴れ回った師匠も手を焼くほどの剣術馬鹿。




ルシア・ロジェ


19歳。長い黒髪と大きな杖がトレードマークなトレジャーハンター。

《嘆きの亡霊》の魔導師にして幼馴染の一人。二つ名は《万象自在》。レベル6。クライの義妹。


師匠にとって数多いる弟子の中でもトップクラスのお気に入り。唯一の弱点は義兄で師がルシアの話をする時には高確率でクライの愚痴になるらしい。




エリザ・ベック


《嘆きの亡霊》唯一の外部スカウトメンバー。

白い髪と褐色の肌、いつも何を考えているのかわからないぼんやりとした瞳が特徴のトレジャーハンター。二つ名は《放浪》。レベル6。砂漠精霊人デザート・ノウブル


砂漠地下の宝物殿を探索中、偶然遭遇したクライにスカウトを受け、何がなんだかわからないが流されるままにいつの間にかパーティに加わってしまった人。

戦闘能力、盗賊としての技能、頭の回転の速さ、全てにおいて高い能力を誇るが何よりも生存能力に優れ、それ故に同じパーティに所属していながらクライと顔をあわせる機会がほとんどないというレアなメンバー。

性格は極めて温厚で、危機察知能力が高く害意には敏感に反応するが、逆に言えば害意がない相手には強い反応は見せない。


クライとの仲は上々だが番発言は仕方なくであり、本気ではなかった。

最近クライを見て、状況に流されやすい自分を少し改善しようかと考えているらしい。



<その他>





ソーン・ロウウェル


帝都ゼブルディアに広く弟子を持つ今代の剣聖にして、ルークの師匠。70歳。

若かりし頃は世界中を暴れ回り、肉体面での衰えが隠せない今なお最強の剣士について名を語る時には欠かせない存在。

ルークは馬鹿弟子で度々尻拭いをさせられているが、それもまた修行だと思っているらしい。




ニコラルフ・スモーキー


プリムス魔導科学院の学長にして、権謀術数渦巻く貴族社会で名を轟かせる錬金術師にして貴族。シトリーの師匠。

長きに亘り失脚することなくプリムス魔導科学院に君臨する怪物。シトリーが表向き師の教えを標榜しながら活動している事を良く愚痴っているらしい。



エドガー・ウィンウッド


光霊教会ゼブルディア支部を統率する神父。アンセムの師匠。

穏やかな物腰だがごりごりの武闘派で、光霊教会の内部でも強い権力を誇る。

アンセムの持つ宝具の鎧を用意した張本人。



セージ・クラスタ


ラドリック皇帝が引き抜いてきた半精霊人の魔導師。ルシアの師匠。

魔導師としての資質が優れているのはもちろん、独自の術を幾つも備える《不滅》の二つ名を持つ魔導師。

半精霊人という極めて稀な身の上から、精霊人達の間ではその名は一種の禁忌となっている。





<敵>



マリンの慟哭


蠱毒の術により生み出された呪いの集大成。

その物理的な衝撃を伴う慟哭は周囲を侵食し破滅の運命を齎す。その強度は光霊教会でも浄化できなかったほど。

呪いの大元となったのはマリンという名の少女であり、その怨念は生前の少女の持ち物だった熊のぬいぐるみに込められている。



黒騎士

守りの呪物。弱者を守るためなら手段を選ばなかった男の怨念が込められたもの。

呪いを込めた男は、対象の境遇や事情を考慮せずあまりに独善的に守護を決行し周囲に大きな被害をもたらしたため死罪となったらしい。



みみっくん

信者により奉納された宝具。無限に近い収納力と数々の機能を持つ。

実は宝箱の宝具ではなくシェルターの宝具。



シェロ・イーリス・フレステル

人間界で最も有名な呪いの逸話、呪いの精霊石の元。人に攻められ滅ぼされた森の精霊人の女王。

術者の資質の高さにより生前の記憶をかなり強く残しているが、その執念は精霊人の守護とニンゲンの壊滅にのみ向けられている。

精霊人とニンゲンが手を取り合うなど考えたこともなく、番発言は衝撃的すぎたらしい。



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