推し活
赤羽こうじ
第1話 推し活
これは先日起こった友人のお話なんです。
友人や自分を含めた周りの人間は結構頻繁にライブなんかに足を運んで楽しんだりするんですが、先日の六月四日に東京のライブハウスで行われた『大〇バンド✖️亜〇バンド~此処は〇区』というツーマンライブに行ったそうなんです。(あえて〇部分は伏字にしています。)
友人はその日、ライブに参戦する時にはいつも持参するお手製のペンライトをカバンに入れライブに参戦しました。
そのペンライトはツーマンライブの一人である、亜〇さんを推すようになった数年前から大切に使ってきた大切なペンライトだったらしいのです。
その日そのペンライトは使わずに持っていたカバンにしまっていたそうなんですがライブ終演後、余韻に浸りながらも椅子の下に置いてあったカバンを取り出し帰り支度をしていると、その大切にしていたペンライトが無くなっている事に気付いたそうです。
友人は焦りました。そりゃ何年も共に推しのライブに参戦し、思い出が沢山詰まった相棒とも呼べるべき大切な品を無くしてしまったのだから当然かもしれません。
『カバンを椅子の下に置いた時にカバンから転がり落ちたのかもしれない』
そう思い、近くの椅子の下や床を隈無く探しまわりましたがペンライトが見つかる事はありませんでした。ライブ会場にも尋ねましたがやはり見つからず、あと考えられる事は近くにいた誰かが間違って持って帰ってしまったという事です。
友人は何年も共に過ごした相棒を失って悲しみに暮れています。しかしどれ程悲しみに暮れようとも世界は回り続け、世間は進み続けます。大切な相棒を失った喪失感に苛まれながらも友人は仕事に行き、家族の食事を作り、なんとか普段通りの生活を心掛けているようです。
自分の落ち度とはいえ、落ち込む友人を見ているとなんとかしてあげたいなという思いに駆られまして『なんとか力になれないか』と思いましてこのエッセイなのか?日記なのか?作文なのか?というような物を書いた次第です。
もしこれを見て『何か知ってる』『何か先日聞いた事がある』なんて方がいらしたら、感想なり何なりでアクション起こして頂ければ幸いです。
推し活 赤羽こうじ @aseville89481296
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます