第228話最速で終わる
「この試合から退場通知は声では無く、文字で出てくることになりました」
「男性部門はうるさかったですからね」
「おっと触手が動き始めました」
「あれは、、死体を刺してますね」
触手は死体の背骨?らへんを刺し、何かを抽出している様に見える
「近くにプレイヤーはいますが、、近寄らないですね」
「怪しすぎますからね。本体を探しているみたいですね」
「あーっと!!別の触手に刺されてしまった!」
「・・・あの触手強いですね。即死ですね」
「触手増えてないですか?」
「そうですね」
龍桜視点
「この時計便利だな。色んな所に視界置ける」
呪いの時計、効果は至る所に視界を置くことが出来る
視界はそこにもう一つ目玉を置いている感覚だ
目玉3個ある為、普通だと脳に対する負荷が重いが、龍桜雫は特に負荷を感じていない
「セレス、蹴散らしてこい」
「はいよ」
セレスを召喚し、殲滅を命じる
「ヤド、敵を探し、セレスの方へ押し込め」
「了解しましたわ」
ヤドを召喚し、追い込みを命じる
「ミラ、森を枯らせ、ついでに敵も」
「グオ!」
ミラは手を振りながら、高く飛び、赤き小さな竜へと戻った
「正義の一撃!」
ガキン!!
後ろから不意打ちで攻撃をしてきた輩の、攻撃を触手で防ぐ
「血の回収は終わったな。倍増で」
背から生える触手の数が倍増する
後ろから見た雫の背は、触手が生えまくり、絡まったコンセントの様な気持ち悪さがある
「バイバイ」
「グへ」
キューブ液体で地面からガラスの様な液体を生やし、腹を貫く
「これ疲れるな、視界と触手の操作で」
そんなこんなでぼけぇーと触手で、人を刺し殺していると
「試合終了ーー!!」
「あ?もう終わり?」
「キル数1位を発表します。アルハテナ、キル数368キルです」
「大会始まってから、全試合1時間たったぐらいで終わったな」
「主―!なんかめっちゃ強い人いた」
セレス達が続々と戻ってくる
「主様、血だらけですね」
「返り血」
「気持ち悪くないんですか?」
「慣れてるから大丈夫だぞ。最近知ったんだけど、人の血って美味いんだな」
「怖いですよ主様」
体が光に包まれる
「どこだここ?」
目の前にある4Kテレビに電源が入る
「え~運営から大会の日程調整が入りました。今から1vs1を開始するそうです」
「予定としては、3時間ほどでバトルロワイヤルが終わる予定だったんですがね」
「運営の想定より早く終わったので、この際早めにやろうと言うことで今から始まります」
「試合中アイテムの使用禁止、それ以外は禁止事項はなし。試合終了と共に、試合前の状態へと戻る」
「試合前の状態に戻るのは、プレイヤーのことですね」
「スキルのクールタイムなどが戻ると考えて頂ければ」
そんな感じで淡々と試合の解説が進められる
「トーナメント形式か、、まあ行けるだろう」
(最悪無理やり体を戻す)
「・・・扉から出るのか?」
説明が終わり、テレビも消える
近くにある扉を開けると
「コロッセオかな?牢屋やな見た目」
「そこの僕、大丈夫かい?」
「・・・名前なんだっけ?ちょっと待て、貴様の名前を思い出す」
「あれ!?雫さん!なんですかその姿!」
「お前名前なんだっけ?」
いつぞに闘技場で出会い、たまーに協力してくれた配信者に出会った
「・・・言ったことなかったですよね。№5667機械仕掛けの人形です」
「・・・・・ダイスでも振って名前決めたの?」
凄く特徴的な名前に驚いていると
「あれ!ギルド長じゃないですか!」
「誰だ貴様」
「火焔さんの知り合いです」
「じゃあ大丈夫か」
「ギルド長こっちに出口ありましたよ」
デカデカとした銃を携帯している男に案内されながら、出口を目指す
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