第227話バトルロワイヤル

「さあさあ!始まります!第一回Shaula杯!女性部門!」


「続々とプレイヤーの準備が完了しています」


「一回戦目はバトルロワイヤル形式です。20名まで戦って貰います」


元気な実況と冷静解説、機械的に説明するAiの声が聞こえる


「他の人との協力はありです」


「ギルド総員で挑んでる所が有利になりますね」


「さあ!バトルロワイヤルが始まります!」


プレイヤーたちの体が光に包まれ、天へと飛んで行く


「フィールドに続々とプレイヤー達が降り立っています」


「おっと!もう戦闘が始まりました!」


一名退場


「おーーっと!!もう一人退場してしまいました!!」


「参加人数が三千以上いるので、運悪く近くに敵が湧いてしまったんでしょうね」


5名退場


「またも5名退場!実況カメラはまだどこで戦っているか分かっていません!」


「中村さん、機材トラブルらしいです」


「早急に直して欲しいです!」


30名退場


「一気に30名退場ですか」


「カメラが動き始めました!機材トラブル直りました!」


次にカメラに映ったのは、燃え盛る森だった


「ど、どういうことでしょうか!森が燃えています!」


「誰かが火の魔法を使ったんでしょうね」


ドドドドド!!!


「な!何の音でしょうか!」


500名退場


「な!」


「これは」


「プレイヤーが20名以下になりました。試合を終了いたします」


「お、終わりましたね、、」


「そうですね」


「結果を発表します」


何が起こったのか分からず、困惑している実況と解説


「キル数一位、杏夏ネフル、キル数3045キル」


「ほぼ全員キルしてますね、、」


「女性部門優勝は決まりましたかね」


「男性部門に移ります」


一位の発表のみで終わり、男性部門へと配信画面が変わった


「はっや」


「杏夏様流石ですね」


「始まって5分ぐらいで終わったぞ」


「一応ステラ様も生きていますね」


一緒に配信を見ていたセレス、ヤド達が少し驚愕している


「魔法数発で終わった」


「フィアもこれぐらい出来るようになれよ」


「無理」


フィアを鎖で引っ張り、自分の所へと連れてき、頭をわしゃわしゃと撫でる


「出来るような気が。恐らく多分」


「頑張れよー」


「あるじ」


「ミラも撫でて欲しいのか?」


フィアを右手で優しく撫で、ミラを左手で少し強めに撫でる


「主の撫でる技術ってどこで手に入れたの?」


「昔動物撫でまくったんだよね。だから大体分かる」


「主様の世界だと主様はお金持ちだったんですよね」


「どっから聞いたんだ?まあ金持ちは金持ちだよ。うちの家系優秀な人多いし」


爺さんやおじいちゃんを思い浮かべながら、答える


「主様は優秀なんですか?」


「俺?俺は優秀じゃないよ。致命的に肉体が弱いのと、興味あること以外やりたくなり性格だから」


「主って才能あるけど有能ではないよね」


「よく分かってるな」


そんな雑談をしていると、バトルロワイヤルが終了した


「お、もう始まるな。うんじゃ」


セレス達をどんどんと収納していく


「ラビ、工房行ったら配信見れると思うぞ」


「分かった」


若干キレてる顔のラビが工房へとルンルンと走って行く


「子供の姿でどこまでやれるかね」


体が温かな光に包まれる


「ノロ、力の回復は?」


「完全回復、藁人形の修復も終わった」


「再演も頑張ってくれよ」


「頑張る、頑張る、頑張る」


バトルロワイヤル総合部門が開始された




「さあ始まりました!総合部門!」


「今回は早く終わらないといいですね」


「早速戦っていますね。あれは世界探索ギルドのナキュさんですね」


「彼女は基本に忠実な戦い方をしているのが特徴です」


「武器は片手剣と盾、相手プレイヤーと睨みあっています」


「序盤に余り、!状況が動きました!機械的な、、触手でしょうか!」


「初めて見る攻撃ですね」


龍桜雫が動き始めた


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