第98話終わりは突然に
セレス視点
主は籠手から短剣に武器を変えると、短剣を一振りした
シャキン!
「一匹」
(反応出来んかった)
セレスの隣にいたヤドが、頭から真っ二つに切られてしまった
(・・・即死かな?さて、どうやって逃げよう)
「セレスちゃん!ヤバいですよあの攻撃!」
「生きてたのか、、」
ヤドは子供の姿に虫の足が生えてる姿に変わっていた
「うん?ヤド?」
主が何故かヤドだと認識した
「てことは、横にいるデカい奴はセレスか?」
「主正気に戻った?」
「・・・」
(なんで無言?怖い)
「顔が見えるようになってきたぞ」
「・・装備のデメリットでしょうか?」
「そうだヤド」
「声も聞こえるようになってますね」
「なんかやたら強い虫がおるなと思ったら、ヤドとセレスだったか」
「あのへんな言葉はなんだったの?」
主に謎の言葉をずっと言っていたことを聞く
「自分酔っぱらったり、テンションあがったら考えてることが口からぽんぽん出るのよ。さっきまでは頭の中で妄想してたから、それが出て来てただけ」
「そう」
「少し待てよ。完全にデメリットが消えるまで待つ」
龍桜雫視点
「ふーようやく視界が戻った」
「・・・そう」
「どうしたセレス。そんな地面にぐでーっとして」
セレスは冷めた目でこちらを見てくる
「主様との力の差で落ち込んでるんですよ」
「そう?まだ切り札使ってなさそうやけど」
「切り札の必殺技使う前に、切り札を解除されちゃって」
(なんかの切り札をもう使っていて、それのめっちゃ強い必殺技を撃つ前に何かしらの方法で解除しちゃったのか、合ってるのかな?)
「セレス。会った時の約束を覚えているか?」
「え?・・覚えてない」
「お前をワンパンしたらテイムするって言ったよな」
「言ってたね」
「テイム」
セレスが抵抗する前に【テイム】を使用し、逃げれなくした
「成功」
「・・・・もういいよ」
土に潜り始めるセレス
「テイム」
ヤドにも【テイム】を使用する
「成功」
「それではわたくしは」
頭の上にヤドが乗る
「はぁー落ち着きますわ」
「セレス行くぞ」
土からセレスを引きずり出す
「はよ小さくなれ」
「・・・」シュンシュンシュン
おとなしく小さくなり、リュックに入る
「じゃあ探索を続けるぞ」
アバ視点
「久しぶりだな。カジキ」
「・・・」
神殿の中で王様の様に椅子に座っている青髪の男
「ここのギルマスの正体が分かってな。それで隠していた福「知ってる」
「あ?」
「ギルドマスターがマスターであることは知っている」
「副マスか?」
「こっそり教えられた訳ではない。というか気づかないお前らがバカなだけだ」
「は?」
「そう怒るな。教えてやろう、知っての通りこのギルドにはステラがいるだろ」
「ああ」
「ステラがいて、ギルマスが分からない。答えはもう出てるだろ」
「?」
「バカだなお前、マスターの為なら自分の指を切るような奴だぞ。他の奴に仕えるとは思えない、そしたら必然的にギルマスの正体が分かるだろ」
「そうだな、、じゃあ何故隠してるんだ?」
「・・・少しは自分で考えてくれよ。憶測だが、お前みたいなバカがうち多いだろ。死にかけてる時にお前らみたいな奴が現実で会いに行くと思ったか、何かしらをやらかすと思ったんだろう」
「家知らんよ?」
「バカが特定しようと暴れるだろ」
「私はそんなことはしない」
「お前のことじゃないよ」
「?」
いまいち話がかみ合ってないが、喧嘩にならずに話が終わった
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