第96話戦闘!蜂蜘蛛の女王
セレス視点
「はぁ、」
バキバキバキっと音を立てながら、セレスの体はムキムキでボッキュボンの高身長大人モードになる
「ヤドよ。お前は間違いをおかした。それは我に喧嘩を吹っ掛けたことだ。鉄塊」
「これはこれは大きな剣ですね」
セレスがどこからか取り出した剣、鉄塊は剣と言うには大きすぎ、そしてほとんど加工が出来ない鉱石で作られている為、ほぼ棒に石をくっつけてるだけのデザインだ。だけどこん棒ではなく剣
「兵隊よ」
「ぷぎゃぷぎゃ」
一方ヤドはセレスに対抗するように、体中から卵を生み出し続ける
「・・・・」
「行け兵隊よ」
「ぷっぎゃぁ!」
ゴッシャ!
「フン!」
コン!ゴッシャ!
セレスが鉄塊を振るう度に、数十匹の兵隊がぐちゃぐちゃになる
「ふーむ、、守護兵、時間を稼げ」
守護兵と呼ばれる兵は、体がカブトムシのように鎧を纏い、大きな盾を持って突撃してきた
「関係ない。踏みつぶす。筋力増幅」
元々ムキムキだった腕がさらに膨張し、鉄塊の威力、スピードがさらに速く、強くなった
ゴッシャ!グッシャ!
(多いな、時間かかりそう)
「守護兵は一発、他の兵隊じゃ耐えれない、、」
ヤドはその場に留まり、ぶつぶつと何かを考えている
「守護兵5体行け」
「だから無駄!」
ゴッシャ!っと音を立てながら守護兵が潰されるが、1体が瀕死で生き残った
(マズイ)
ヤドの方を見ると、にやぁっと笑っている。攻略の糸口を見つけたようだ
「守護兵6体突撃、兵隊50右、膨張兵8少し遅れて突撃」
膨張兵、デカい兵隊が守護兵の後に突撃してきた
「グオオ!」
セレスは即座に【王者の咆哮】を発動し、雑兵をどかす
「この一撃は龍をも殺す」
【龍を殺す攻撃】を発動し、ヤドに殴りかかる
「蜘蛛糸」
「ダッシュ」
「残念、使うの早いですよ」
(引っかかった!)
ヤドは【蜘蛛糸】を使いセレスを止めようとした、それを読んで【ダッシュ】を使ったセレスだが、読み合いが苦手なセレスと読み合いが大の得意のヤドでは勝敗は明らかだった
「パペット」
「拒否」
「!」
ドン!
「外れた」
「強引すぎますよ」
ヤドは【パペット】でセレスの動きを完全に止めようとした、だが現状最強と言われている【暴食姫】のスキル、【拒否】を使い妨害スキルを全て拒否し、物凄く強引に殴りに行った
「一応言っておきますが、私すぐ動けますからね。木に糸付けてるんで」
「足には引っかかる」
「話がおバカですね。エリート兵よ」
いつの間にか生んでいた。【蜂蜘蛛の女王】の切り札エリート兵、
見た目はヤドと似ていてアラクネの人の部分がカマキリに変わってるだけだ
ガッキン!
「・・・・」
「ぷげ」
鉄同士がぶつかったような音がなる
「大魔導士の右手」
パチンっとセレスが指を鳴らすと
「ぷっぎゃぇぇ」
大きな氷のツララがエリート兵を貫き、森の奥地に吹っ飛んで行った
「あらあら、死者達の願い」
「ぷっぎゃぁぁ!!」
死んだはずの兵隊の血だまりが蘇り、そして合体した
「エリート兵がここで死んでくれれば、もっと強くなったんですけどね」
「大きい」
「ぷげげぇ」
「さあ行け、合体兵」
「ぷげ」
ただでさえデカかった、兵隊達が合体し巨大虫としてこちらに襲いかかってくる
「一点集中」
「ぷげーーー!!!」
ぷちゅ
横から飛んできた主、龍桜雫が合体兵をぶん殴り、一撃で頭を粉々にし殺していた
「まだまだ敵はいます。殲滅して世界を安全に守りましょう」
「主!」
「主様?!」
「虫と人の殲滅を宣言する」
【ボスの宣言】を発動しました。ステータスが大幅に上がります。高揚します。
重複して発動しています。呪いの短剣がバフの効果、効果時間を大幅に伸ばします
「ヤド」
「分かってます。共闘です」
「人は幸せにならないといけないです。人は死に際に一番幸せを感じます。だったら人は殺してあげるのが一番の幸せです」
主との戦闘が開始された
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