第59話三つ巴
「リザードマンか」
目の先には2足歩行のトカゲがいた
オークよりも少し小さくトカゲのような肌、目、尻尾があった。そして槍で武装している
「力を溜めよ」
短剣が話しかけてくる
「・・・」
振る直前の体勢で数十秒間静止する
短剣に力が集まって行く感覚が何故か分かる
「時は来た」
ギュワーン!
短剣を振ると同時に謎の効果音が出ながらリザードマンへ飛んで行った
「ぐぎゃ!」
ギュフーン!
「ぐぎゃぎゃぎゃー!!」
沼地のリザードマンを倒しました経験値を獲得します
「多段?」
「そうみたいですね」
力を溜めて斬撃を飛ばすと一度当たったら消える斬撃が何度も当たり続けていた
「疲れるから何度もは撃てないぞ。もちろん何度も撃つ方法もあるがな」
「HPか」
「そうだ。HPをくれたら何度でも撃たせてやる」
短剣の声が少しだけ高くなっている
「吸わせないぞ」
「そうか、」
HPを吸わせて貰いたかった短剣は、貰えないことを直接言われ明らかにテンションダウンしていた
「覚醒中距離取られても対策ができますね」
「そうだな、、覚醒進化させないと」
【覚醒】を進化させてないことを今気づき進化させることにした
「覚醒を進化させる」
進化させました
名前を変えてください
(効果は、攻撃力のバフが大きくなるか、要らないなぁ。嬉しいけど短剣で呪って最大HPごと奪うからあんまり要らない)
「命名モンスター」
命名しました
「何故モンスター?」
杏夏が頭の上に?を浮かべながら聞いてくる
「進化したことで攻撃力が上がったから、名実ともにフィジカルモンスターになったからな」
「・・・攻撃力上がる意味あります?」
「それは自分も思ってる」
「どれぐらい上がったか試しましょうか」
リザードマン狩りを開始した
レベルが上がりました
「よーし」
レベルが35レべになりセレスが20レべヤドが18レべ杏夏は33レべになっていた
「このスキル強い!」
杏夏が何かしらのスキルを使ってはしゃいでいた
「どうした」
「さっきスキルポイントで取ったスキルが強いんですよ!」
「どんなスキル?」
杏夏はテンション高めに教えてくれた
「魔導士降臨ってスキルでMP、魔力が非常に高くするスキルで滅茶苦茶強かったんですよ!。スキルポイントずっと貯めててよかった」
「ふーん」
(粛清モブさっさと出てこないかな)
「主様ー」
ヤドがセレスを持ち上げながらこっちに飛んできている
「敵ですわー!」
「あ?」
「いたぞー!指名手配犯だ!」
「杏夏さっき言っていた。スキルの出番だぞ」
「まだクールタイム中です」
プレイヤーとの戦闘が始まろうとしていた
その時粛清モブが沸いた
「同胞の仇を取れー!!」
「ぐぎゃぎゃー!」
喋っている粛清モブと普通のリザードマンが同時にこちらに突撃してきた
「・・タイミングが悪すぎる!」
三つ巴が開始された
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