第53話対話
(呪いの短剣の効果がどうなってるかをまずは確認するか)
装備画面から短剣の能力を見ようとしたが
(あれ変わってないな、、何故?)
短剣のテキストは最初見た時と変わってないと思われる
「短剣」
呪いの短剣が鼓動します
言語を話せるように力を組み替えました
「なんだ」
「・・・スキル返してくれる?」
突然喋り出した短剣に凄く、物凄く驚いたが喋れるなら、意思疎通ができて便利だと考え喋り始めた
「いやだけど」
「お前は奪ったスキル使えるんか?」
「使えるよ。しかもお前の意思関係なく。勝手に発動して便利だと思っておけ」
「それもそうだな。そういえば大罪の短剣に認められし者って出たんだがお前は何をしたんだ」
「え?知らないけどわしは特に悪いことしてないぞ」
「じゃあなんで出てるんだ?」
「初代の持ち主がわしで神様を殺したのが問題だったのかな」
「それやね」
(神って殺せるんやな)
「でもその時わし意識すらないんだよ。意識あって加担したとからなまだしも意識ない時にやった罪がわしに降りかかるっておかしくないか」
「知らん。というか初代が神殺したってなんで知っているんだ?」
「ああ5代目の持ち主を殺した時に近くにいた奴が主神を殺した短剣が持ち主を殺したって言いながら半狂乱になりがら走って行ったからさ」
「なんで持ち主殺してるん」
「5代目のあいつはわしの手入れを怠って、別の武器に浮気しやがったから殺した」
(自分手入れすらしたことないし、別の武器すら滅茶苦茶使ってるぞ)
「自分も殺されないそれ」
「お前は性格と雰囲気が好みだから殺さないでいる」
「ふーん」
「安心感のある雰囲気と情緒不安定で二面性がある性格が好みや」
「ちなみに女?」
「武器にそんなこと聞く奴がいるとは」
「声が高いから女性かと」
「製作者に聞かないと分からないぞ」
「それもそうか」
(めっちゃ声高いんだよな)
「24代目の主よ」
「なんだね」
(自分の歳と同じ代か。縁起がいいな)
「お前の生命力はどうなってるんだ。0.1秒ごとに最大HPの10%を吸い取ったんだがほぼ無傷だったんだが」
「吸いすぎじゃない?」
(1秒で死ぬやんけ)
「吸収と同時にバカほど回復されてわし滅茶苦茶驚いた」
「覚醒の効果かなぁ」
(爆発的に回復するって書いていたけど、そんなに回復してたのか。そこまでいいスキルを入れた覚えはないんやけどな)
「まあ主認定しちゃったから別にいいんだけどね」
「右手から離れることって出来ないん?」
「出来るけど体のどこかには付けとかないと無理やで」
「じゃあ右手から離れてくれ」
「右手に他の武器持つなよ」
「・・・」
(別の武器持ちたかったんやけどな)
「一生離れてやんね」
「はぁ」
(戻るかぁ)
魔眼のことを完全に忘れたままにセレス達の所に戻って行った
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