第46話攻略巨大ハチの巣
ブンブンブン
「うるせぇ」
「数多いですね」
プチュ
「骨で戦ってるんですね」
プチュ
「短剣が液体で汚れるやろ」
「いい音だ」
「お前はあいつらの弱点とかは知らんのか?」
「知っていたら実行している」
「それはそうだな」
ぐしゃ
「おお。今の音はいいな」
ハチを倒して進み続けた
「あれが女王の巣か?」
「そうだ」
女王の巣と思わしき物はとてつもなくデカかった
「デカいな」
「デカいですね」
「子供一人ぐらいなら入れそうだな」
「そうだ、お前があの中に入るんだ」
「え?」
(入って女王殺してこいってことか、難しいな)
「入ることはできても、武器振れないよ」
「無理か」
「燃やさないですか?」
「森ごと燃えそうじゃない?」
「森は大事だから燃やさないでくれ」
「・・・お前って蔓を動かせる?」
「動かせるが引っ張るぐらいしかできないぞ。依り代がないからな」
「依り代?」
「我は今幽霊のような感じなんだ」
「この子を依り代にできないか」
そう言いながらセレスを持ち上げる
「できるが力を上げる時に、君じゃなくてこの子に力を上げなければならなくなるぞ」
「いいよ」
「主われの許可は」
「そんなものはいらない。お前は自分の物だからな」
「場面が違ったらカッコいいセリフですけど今は最低ですね」
セレスを依り代にすることが決定した
「では始める。ちゃんと守っておいてくれよ」
そう言うと光出しセレスの頭の中に光が入って行った
数分後
「終わった」
「終わったか」
「腕から蔦みたいな奴が生えてますね。違和感すご」
「一時的に生えてるだけらしいよ」
「蔦の使い方は分かるか?」
「今教えて貰ってる」
(漫画とかである。頭の中で会話できる感じかな?)
「うん分かった」
セレスはそう言うと、腕から生えてる蔦を動かして見せた
「おっそ」
蔦の速さは、ゆっくり手を動かしてるぐらい遅かった
「それ以上早く動かせんのか」
「これが限界」
(使いどころ少なそうやな)
「じゃあ巣の中に蔦入れて女王引っ張り出してくれ」
「分かった」
命令された通りに蔦を巣の中に入れ始める
ブンブンブンブン
「めっちゃハチ出て来たな」
「落とします」
出てきたハチをとりあえず全滅させた
「あ!レベル上がりました」
「おめでとう」
「あ!」
「どうしたセレス」
「蔦切られた」
「えぇ」
(面倒になってきたな、、焼くかもう面倒やし)
「焼こう面倒になってきた」
「はいはい」
杏夏は焼くと言った瞬間に火球を放つ準備を完了していた
「いや待て。火球じゃなくてツララを撃とう」
「刺さるだけですよ?あの大きさの巣だったら壊すのにも時間相当かかりますよ」
「入口に撃って入口防いでくれ。そしたら木登って直接巣を攻撃できる」
「・・ああそういうことですか」
(こっちの考えを理解したか)
杏夏はツララをハチが出入りしている場所に撃ち始めた
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