第43話武装
ゲーム機から出てトイレやらご飯をチンしたりした後に食べながらSNSを見ていると
(初心者御用達の森燃える?、、今日燃やした森じゃねぇかな)
そう思いそも記事をクリックしたところ
(確実に自分やな、、)
杏夏を背負いながら、走って逃げてる後ろ姿が開いた瞬間、でかでかと表示されている
(セレスは写ってないな、、ゴブリンマントってバレてるやん)
その記事のコメント欄を見るとゴブリンのヒーローマントということがばれていた
これゴブリンのヒーローマントじゃね
返信そうだよな
激レアドロップアイテムだっけ?
そうだぞ。落ちる確率が相当低い代わりに性能はバカほどいい
性能は中級アサシンをマント装備した初期ジョブの弓使いが素早さ勝てるぐらい早くなるぞ
はっや
(ゴブリンマントそんなに上がるんか)
続けてコメント欄を確認していると呪いの短剣について書いていた
呪い武器ってここら辺で取れるのか?
返信取れんぞ
じゃあなんで持ってるんだよ
分からん
分からないなら返信するな
始まりの町であったぞ確か
あ~あのクソ武器か
あのクソ武器自殺させてくる呪いってなんやねん
被害者いて草
使ってるってことは解呪できたか、呪い止める手段見っけたんかな
神クラスの解呪で解除できるはずやで
神ってランカー、一桁ですら会うの難しいって話やけど会えるん?
分からん
分からないなら返信するな
(短剣の呪い強いな)
そんなこんなでご飯を食べ終わりゲームにログインした
「来ましたか」
「おお早いな」
「武器を見に行きましょう」
「行こう」
唐突に武器を見に行くことになった
「こっちですこっち」
武器屋と思わしき場所に付いた
「鎧買いましょう」
「重くない?」
「革でいいんで着てください。そんな軽装やと違和感が凄いんです」
(そうかな)
長袖長ズボンで頭に白色の兜をつけていた為、本人は頭が見えてないので気づいてないが
相当変な服装だった
「店主さんこれとこれ下さい」
「はいよ。弟の装備を買ってあげるのかい?」
「おじさん聞いてくださいよ。お姉ちゃんが頭だけじゃ危ないって口を酸っぱくして言ってくるんですよ。僕はいらないのに」
「そうかいそうかい。でも危ないからね」
「ム―」
「おじさんが一つだけプレゼントしてあげるからお姉ちゃんの言うことをちゃんと聞きなさいよ」
「え?いいのおじさん?」
「いいよいいよ」
「ありがとうおじさん」
(いい人やなぁ)
一つ分の値段だけ払い、武器屋のおじさんに感謝しながら店を出た
「あなた凄いですね」
「そうだろ」
買った防具を装備しながらそう答える
「喋らなくてよかった。ぼろが出たかも」
「ぼろ出てバレたらまた違うことやってたよ。あの人、気がいいし」
「・・まあそうですね。次行くところはここから、、あっちの門出て右前かなに行ったら経験値稼ぎにもってこいの狩場があるそうです」
「そうか、はよでないとバレる可能性あるからな」
「そうですね」
「いや待て。来た所の門から出よう」
「それは何故?」
「今はまだバレてる様子がないけど、通る時にバレたら水晶玉使われるかも知れない」
「そうですか?門通って鉢合わせる方がまずいと思いますけど」
「止める奴がいなかったら自分は走って逃げれる」
「私は捕まりませんそれ」
「バレなかったら問題ないから多少遠回りでも人がいない所通る方がばれないし」
「バレたら私捕まりますよね」
「行くぞ」
「あの」
バレたらなんて言葉は無視して門の方へ歩いて行った
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