第42話パーティ決定
「私とパーティを組んでください」
頭を下げそう頼まれた
「・・・パーティを組みたい理由と組んだ後に何をしたいかを言え」
「パーティを組みたい理由はあなたが強いから組んだ後はギルドを作って権力を持ちたいから」
(このゲームギルドを作れるのか、まあ強いギルドが権力を持つのはMMOでよくあるな。だが怪しい匂いがする)
「それは俺がギルマスとしてのギルドか?」
「はい。私は副マスターか上の方の役職を貰えればいい」
「俺である理由はあるか?」
「こればっかりは直感なんですけど、あなたはとてつもなく強くなるって気がしたんです」
「俺に利益はあるのか?」
「このゲームについて教えられます」
「まあいいよ。断る理由もないし」
「ありがとうございます」
多少怪しい感じがするが、拒む理由も特にない為パーティを組むことにした
プレイヤー杏夏パーティとパーティを組みますか?
「組む」
パーティを組みました
現在の設定はドロップアイテムは貢献度によって分配されます
パーティ設定でドロップアイテムの分配を変更できます
(ドロップアイテムの設定もできるんか)
「え!24レべ!?」
「どうした?」
「あなたは24でジェネラルを倒せたんですか?」
「いや確か20レべの時に倒して、4レべ上がったのかな?」
「想像以上の天才ですね。基本的には倒せませんよ」
「そうなのか」
(自分もしかしたら滅茶苦茶強いのかも知れんな)
「主背負って」
静かに横にいたセレスが眠そうな顔でリュックを渡してきた
「すまん。ほら入れ」
「お休み」
「セレスちゃんって寝るんですね」
「生き物やから寝るのは当たり前じゃない?」
「いやまあそうですけど、モンスターが寝てるのは初めて見ました」
「ああそういうことね」
「そういえばこれ。私が持ったままでいいですか?」
杏夏はマジックボールを手に出し聞いてきた
「効果見てないから一回見てからでいいか?」
「それなら全然いいですよ」
(効果は一つの下級魔法をストックできて1、0秒ごとに撃ててmpとかの消費はなし。その代わり手に持たないと使えないと)
「いらん君が持っとけ」
「分かりました」
「自分はそろそろログアウトして飯を食べるけど大丈夫か?」
「全然いいですよ。私もそろそろ朝ご飯を食べたくて」
「うんじゃ」
ログアウトした
杏夏視点になります
「はやぁ」
ログアウトするの速さに驚いた
(でもパーティ組めて良かったな~性格も好きな部類でイケメンやしラッキーやったな。しかし化け物やったな戦い方がノールックで弓矢避けてる人初めて見ましたわ。火球も腕に当てて耐えるし、痛みあるはずなのに一切怯まずに近づいてきて殺されかけたし。しかも門番を殺すっていう考えが出てくるのが好みの思考してるわ。気絶させたらバレるからって殺すて、npcを人として見てない所もいいなぁ)
「あの人の為に装備品や情報を調べておきますか」
そう考えながらログアウトした
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