第26話闇討ち
(来ねぇ)
かれこれ数時間茂みの中で門を、観察しているが一向に騎士が出てこない
(冷静に考えたら、こっち方面オークぐらいしかいねぇから出てくる理由が、初心者の騎士育てる為に来るぐらいしかないな)
「主まだ待つの?我腹減った」
「もう終わるよ。今何時や」
現実の時間を見るともう9時過ぎだった
「終わるか今日は」
(待てよこのままログアウトしてもセレスはここにいるのか?それとも自分と一緒に消えるんか?)
少し考えた後まあいいやと思いログアウトすることにした
「セレス自分が消えたら適当に寝て待っとけよ。人は襲わずに」
「主消える?」何を言ってるんだという顔をしている
「プレイヤーって言えば分かるか?」
「主プレイヤーやったの!」
「プレイヤーは知ってるんやな」
適当に言ったプレイヤーのことを知っていることに驚いているとシステムメッセージが出てきた
このゲームのnpcはプレイヤーの存在を確実に知っています。ただ何故知っているのかは分かりません。またほとんどのnpcはプレイヤーとnpcの区別を付けれません
※追記テイムしたモンスターはログアウトする時に一緒に消えます
(そうなんだな。じゃあログアウトしても問題ないな)
「じゃあログアウトするからまた会おう」
「うん?うん」よく分かってなさそうな顔をしてるセレスを横目にログアウトした
プッシュ―
(腹減ってるな)
出ようと横を見ると自分のベットに妹が寝ていた
(寝るの早くね。まだ9時ぐらいだよな)
時計を確認すると9時30分寝るには少し早い時間帯
(疲れてるかね)
ベットの前を通りリビングに行こうとすると
「誰?」と妹の低い声が聞こえてきた
「・・・」無視してリビングへの扉を開けると「ああお兄ちゃんか」そう言っている声が聞こえた
(今日の飯は何かな。ハンバーグか)
レンジで飯を温め椅子に座りハンバーグを食べていると
「ただいまー」
「おかえり」
うちの母親の帰ってきた
「紅葉は?」
「寝てる」
「ふーん雫の部屋で」
「うん」
「いつか一人で寝れるか安心できる人が出来ればいいけどね」
「そうだねー研究はひと段落付いたの?」
「まだまだよ。ちょっと時間置かないと行けないことになったから帰って来たのよ」
「ふーん」
「じゃあお母さん寝るから」
「お休み」
「お休みー」
(風呂入って寝るか)
飯を食べ薬を飲み風呂に入りベットに入り寝た
2時頃
ピピピと設定していたタイマーの音が聞こえる
(もう2時か。起きないと)
真っ暗闇の中起きリビングに行った
(飯食ってゲームするか)
適当に飯を作り食べゲームにログインした
「主」
「おおセレスおはよう」
「真っ暗で何も見えない」
「そりゃ夜中やからな」
辺り一面真っ暗で町の方は光があるが、森の方は何も見えないぐらい真っ暗
(これぐらいの暗闇にしてはよく見えるな、、ゴブリンの眼のおかげかね)
今宵は月が雲で隠れている為、ほとんど見えないはずだがゴブリンの眼のおかげで月明かりがあるぐらいの光はあった
「セレス今からやることを説明するぞ」
「うん」
「まず石を門番1の顔面に当てる。そして門番2が他の人を呼んでくる間に、門番1に近寄るだろ。そして助けるふりをしながら町に入る。そして助けたお礼に解呪を頼む。完璧だな行くぞ」
「おお我は何すんだ?」
「特にすることはない。見つかった時に話合わせてくれ」
「門番が石防ぐことはないのか?」
「大丈夫だろ。この暗闇で取れる実力はないと思うで」
計画を実行した
ゴッキ!顔にクリーンヒット
「て、敵襲だー!」
(放置してるな)
「セレスリュックに入れ」
セレスを急いでリュックに入れ急いで近づいて行った
「大丈夫ですか!」
「あ、ああ大丈夫だ、、」
「頭から血が出てますよ、、急いで町に入りましょう」
「助かるよ、、」
心配してる顔を装いながら左の肩を貸し町に入って行った
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