第27話神殿
「ここらへんでいいですかね?」
「ああ大丈夫だ」
中央の噴水の近くの椅子に座らせた
「意識ははっきりしてますか?」
「はっきりしてるよ。ぶつけられた直後は、混濁してたが今は大丈夫だ」
「そうですか。一応聞きますけど投げた人って見えましたか?」
「見えなかったよ。君は見えたのかい?」
「いえ見てないですね。流石に暗すぎたので」
「それもそうか、」
「!あそこの人って同じ騎士の人ですか?」
「うん?ああ同じ騎士だ。私の方が階級は低いがね」
「ちょっと呼んできますね」
位が高そうな女騎士に話かけた
「すいません。ちょっといいですか?」
「はい。なんでしょうか」
「あそこの噴水近くの椅子に怪我をした。門番の人を座らせてるんですけど」
「ほんとうですか!」女騎士は急いで目を動かし門番を探すと
「あそこですね。ありがとうございます」お礼をいいながら急いで門番の方に行った
(まだやること、あるんやけど)
解呪の方法などを聞いてない為急いで付いて行った
「大丈夫ですか意識はありますか?」
「は、はい大丈夫です」
「主よこの人を癒したまえ」詠唱?をすると門番の体から緑色の光が溢れ、頭にある傷がみるみる治っていった
(神聖魔法って奴か?それとも治癒魔法か)
「おお、ありがとうございます」
「いえいえ大丈夫ですよ」
女騎士はそういい立ちあがると自分と目があった
「あなたはさっき教えてくれた人ですね。おかげでこの人の治療ができましたありがとうございます」
「いえいえ。その聞きたいことがあるんですがいいですか?」
「はいなんでしょうか」
「この短剣の呪いを解きたいですけど」
「呪いです、か、、、」
女騎士は短剣を見ると硬直した
「あの大丈夫ですか?」
「あ、ああすいません。初めてこんなに強くて特殊な呪いを見たもので」
「特殊?」
「解くためにちょっと付いてきてもらって、何が特殊かは行きながら説明しますね」
「はい」
「あなたは安静にしててくださいね」女騎士は門番にそう言うと「こちらです」と歩きだした
「その短剣の何が特殊かと言うと、短剣を見るまで呪いの存在に気づけなかったんですよ」
「普通そうなんじゃないんですか?」
「いえ私などの聖騎士は呪いの近くにいたら分かるんですが、見るまで分からなかった。しかも相当強い呪いなので、、」
「へーそうなんですね。手から離れないこと以外で困ったことないので」
「え!そうなんですか?体調が悪くなったりは、、」女騎士は心配している顔を浮かべている
「めちゃくちゃ健康ですね。呪いの発動すら感じませんね」
「呪いの発動?」
「ああいってませんでしたね。この短剣一定時間立ったら持ち主の体を操って自殺するらしいんですよ」
「・・・」女騎士は絶句している「急いで行きましょう」女騎士は走りだした
「そんな急ぐことなんですか?」横を並走しながら話続ける
「はい非常にまずいです」
「そうですか」
(怖くなってきたな)
走り続けると立派な神殿に付いた
「こっちです」
「はい」
建物の中に入ると女騎士は牧師?に話をしていた
「解呪部屋は開いてますか?」
「開いています」
「こっちです」
「はい」
女騎士について行くと一つの部屋に案内された
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