第20話ランダムイベント

「まぶしい、、」


「そうか?ああ、セレスお前遺跡の中にずっといたのか」


「生まれた時からいた」


「ゴブリン以外喰ったことあるの?」


「ある。主の手」


「それ以外は?」


「ない」


「パンでも食べるか」


「喰う!」


パンを取り出しセレスに渡した


一口食べた後「まずい」と言いながらセレスは、喰いかけのパンを渡してきた


「まずいんや。このパン」


「毒見?」


「安心しろ。毒は入ってない」


食べかけのパンを食べながら歩き出した




「主待って」と後ろから聞こえた


「どうした」


「主歩くの早い」


「チビやからな。セレスは」


(どうしよかな、背負うか)


セレスの目の前でしゃがみ乗るように言った


「高い」


「そうか」


(めっちゃ首引っ張られるな。ダメやなこれ)


一旦セレスを下ろし猫を抱えるように抱っこした


「主前見えない」


「我慢しろ」


(オークの所行こうとしたけど、先に町に戻った方がいいな。行きながら要らんスキル入れとくか)


スキル生成を開き治癒の指輪、【HP確認】、【急所発見】、【習得軽減】をスキル生成に使った


治癒の指輪は、使うタイミングを忘れるから要らない、【HP確認】は発動タイミングが良く分から要らん。【急所発見】はそもそも発動してるのか、分からんから要らない、【習得軽減】はいいスキルが生成できるように入れた。効果も使えるか、分からないしで別にいいかと思い


「部分指定」


部分指定を選択しました、選択をしてください


「効果自動回復、デメリット付きデメリット効果発動中空腹ゲージの自然減少が5倍になるスキル。分類パッシブ。後はランダムで」


生成します


スキルを入手しました


(パッシブで効果はHPが減った場合に発動する。HPがどんどん回復する。効果発動中空腹ゲージがどんどん減る)


「主何作った」


「スキル」


「どうやって作る」


「魔物の素材やスキルを入れて作れるぞ。レアなスキルや素材入れたら強い奴ができたり、回復系のスキルを入れたら回復系統のスキルが作りやすくなったりするな。まあさっき思い出したんやけど」


「スキル頂戴」セレスがそう言うと、生成したスキルを譲渡しますかとシステムメッセージが来た


「拒否」


拒否しました


「なんでダメ」


「これ使ってる間腹減るぞ」


「じゃあいらない」


「、、そろそろ森の外出るから町に向かって走るから揺れるぞ」


「大丈夫」


「あ、町の人にかみつくなよ」


「むーう」


「自分が許可した奴はいいぞ」


「分かった」


あまり納得してないセレスを抱えながら町に走って行った




「町」


町に付いた為セレスを降ろすことにした


「勝手にどっか行くなよ」


「わかった」


「じゃあ付いてこい」


(確かこっちの方にリュックとか鞄売ってる所があったはずや)


目当ての店を見つけ入って行った


「いらっしゃいませ」


(デカいリュックないかな)


店内を見回し大きさがちょうどいいリュックを見つけた


(値段は10ゴールド安いな)


そのリュックを持ち会計へ向かった


「10ゴールドです」


取引画面が出てきた


(払う)


「ありがとうございました」


滞在時間が1分も満たないうちに店を出てリュックを背負った


「セレスこっちこい」


セレスを抱きかかえリュックの中に入れた


「顔は出せるか」


「出せる」


(リュック買ったし他に町ですることは、特にないな)


町を出る為に入り口に向かっていると


「そこの人や」


「・・・」


「そこのリュックを背負ってる方や」


「・・・」


「止まってくれ」といいながら老婆に、リュックを掴まれ引き留められた


(無視できんかったか)


「なんでしょう」


「おぬしにこれをやろう」


武装装着のスキル本を入手した


「?なぜこれを?」


老婆から目を離した隙に老婆はいなくなっていた


「?」


(ランダムイベ?相当昔やってたゲームでもあったな。ランダムなプレイヤーにnpcが話かけてきてアイテムくれるイベント。それ系統やと思うが)


急に本を貰ったため困惑したがラッキーだと思うことにした


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