第4話

いちご

愁樹が人体強化剤の影響で女児化した姿

身体能力以外は三歳そのもの

ピンチを乗り切ったりと色々と活躍していく



Part4 源 幼児と用事


恐る恐る中に入ると制圧部隊の声が聞こえてくる

「子供?」「いや、赤子だ」「乳児ではないだろ」

源「三歳ほどの幼児だ」

 呆れたと同時に今までの不安が一気になくなった


桜「検査の結果、今わかるのは 人間の幼児とは思えないほどの身体能力がある」

「が、知能は・・・見ての通りの幼児じゃ」

 元82番と遊びながら淡々と説明する

源「記憶はあるのか?」

桜「この姿になってすぐはあったのかもしれんが、肉体と脳の縮小と性別の変化によって不要とされた記憶は消えたと言えるな、精神学は専門外じゃがこのくらいは分かる」

女性隊員「隊長、例の方がお見えです」

 そっと囁かれた後頷き桜に指示を出す

源「その子が無害であるなら、名前と衣類を与えよ」

「あと、その子の管理をする者の候補を決めておいてくれ」

桜「わかったぞい、後は任せるがよい」


扉から出てすぐ他の隊員に話しかける

源「また人形非戦闘魔物が交渉に来たのか」

 問題が尽きないと言わんばかりの顔で問う

女性隊員「はい、一年前に捕獲した戦闘型魔物を返してほしいとのことです」

 隊長室に向かいつつ話をする二人

源「で、相手方の交渉材料は?」

女性隊員「隊長にしか言わないそうでして」

源「厄介だな、人形だから戦闘になってもそこまで手こずらないが・・・」

 魔物のことを詮索していると答えが出る前に隊長室につく

人形非戦闘魔物「ハイレ」

 人形は扉を塞ぐように立ち話し始める

人形非戦闘魔物「キミタチハ ナカマ ダイジカ」

源「大切だ」

人形非戦闘魔物「ウシナリタクナイナ」

源「ああ、何が言いたい」

人形非戦闘魔物「バクダンヲシカケタ」

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