第1話

愁樹(しゅうき) 82番

小説を書いて過ごしていたが魔物との戦闘には役に立たないとされ研修(通称;片道切符)を受けることになった


Part1 愁樹 処分と処遇


愁樹「処分されるために遥々女性区の本部に来るとはねー」

銃を持った女性「そこの男性何をしにここに来た」

 冷製な言葉遣いで聞かれた、その冷静さは格差から来るものと察す愁樹

愁樹「片道・・・いえ、研修です」

銃を持った女性「どちらも間違いではないが・・・まあ、研修時間が早まったから今すぐ行くように」

愁樹「はい、わかりました」(俺は可哀想な小動物かな・・・)

愁樹「会場は裏手からですよね」

 恐る恐る聞いてみる

銃を持った女性「そうだが、時間がないので私が案内する」

「あと、これに間違いはないな」

 愁樹は自分の情報が書いてある紙を渡される

愁樹「は、はい 間違いないです」

銃を持った女性「君は今から82番だ そこに書いてあるとおり」

「案内はここまでだ」

 いつの間にか会場に付いていた

銃を持った女性「82番・・・達者でな」

愁樹(武士・・・?)

試験管「集まったな 簡単な説明をする、君たちは「処分」いわゆる「処刑」されるか「処遇」配属先が決まるかのどちらかだ」

 少しざわつく会場

試験管「質問発言等は許されたときのみだ」

 殺意とも思える発言に皆黙ったとこに試験管よりかなり厳しい表情の人が来る

本部長「私は女性区本部の本部長、源(みなもと)だ 覚える必要のないものがいるようだが一応名乗っておく」

「早速だが・・・・」

 処遇を受けるであろう番号が呼び出され いつの間にか愁樹のみとなった

源「82番 来い」

 愁樹「はい」

源「ここで見聞きしたことは他言無用だ 分かったな82番」

愁樹「はぁ・・・」

 聞き飽きたと言わんばかりの返事をする

源「聞き飽きたのは分かるが返事をしてほしい」

愁樹「はい、わかりました」

源「ここの部屋に入って待っていろ」

愁樹「はい」

 部屋に入ると椅子が2つあり 一つは俺専用って言わんばかりの丸椅子 もう一つは本部長が座りそうな椅子

愁樹「どっちも座らないのが当たりかな・・・」

 二時間後・・・

 小学生高学年くらいに見える子が部屋に入るとともに質問をする

少女?「生きたい?今すぐ死にたい?」

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