片道切符

こむぎ

第0話

愁樹(場に似合わないおっさんが居ても大丈夫なのだろうか・・・)

 周りを見渡すと大人、子供も含め愁樹以外男は居ない

愁樹(わかってるさ・・・今みたいな異常な世界には小説家なんていらないって 戦闘能力が全く無くサポート能力も全くない 処分の対象ってさ)

車内案内人「切符の確認よろしいですか?」

 愁樹は黙ったまま切符を見せる

車内案内人「観光ですか?」

 少し間を開けて愁樹が答える

愁樹「片道です」

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