高貴なる最期。

クソッ! 穢らわしい手で高貴な私に触れるな虫ケラがッ!

このような無礼な行いが赦されると思っているのか?

ハッ!その家畜のクソでも詰まっていると思われる小さき頭では簡単な道理も理解できぬか下等なゴミども。

その罪業死して償え。いや、それとて生ぬるい。生きたまま鼠の餌にしてくれる。

クハハハハ!ドブの底を這い回るゴミ虫どもには似合いであろう?

……おい、虫ケラ! 何をするつもりだ!?

この私に刃を向けることがどういうことか――ッグァぁぁッ!!

痛い!痛い!痛い!

ぅ……くぅ、虫が、クズが、殺してやる、皮を剥いで、熱した油をぶちまけてやる……! 生まれてきたことを、後悔させてや――ォガァァぁぁぁ……ッ!

ぁぁ、……む、頼む、すまなかった許してくれ、あぁ、何が望みだ? 金か? 地位か? 領地か? 女か? 食料か? 名声か? この私が取り立ててやる、約束だ! だから!

……命? この、私の?

は、はは。ふざけるなよ、下等なクズ、クズ、ゴミ虫、家畜のクソに沸くウジ虫! 不遜だ、天に逆らうに等しい悪行、愚劣の極みだ! いいか、この私は――ァアアアアッ!!

痛い! この、国を……痛い! 痛い!……ゥグァッ! 助けてくれ! 死にたくない! 死にたくな! ぁぁぁぁぁ!

僕は……うひぁ……!!

僕は、この僕は長男だぞ!!

う、ガァぁぁぁ……!!

ぁぁぁぁ。


……ぁ。絶対に、殺す。

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