第9話 大学の先輩

 起:大学の部活の先輩二人と俺の3人で、先輩の母校と練習の手伝いに行った時。猛暑で体が動かない中、激しい試合をして体がきついと悲鳴を上げる。すると、あずま先輩から「喉乾いていないか?」と優しく声を掛けられる。


 承:俺はその言葉の意味を理解した途端に、先ほどまでの疲れが飛んでいったように錯覚する。なぜなら、大学の先輩はカッコよくて、太っ腹な人が多く、この場合は必ずジュースを奢ってくれるのだ。


 転:先輩から頂いた炭酸水をプシュッと開けて、口の中に冷たさとシュワシュワが広がっていく、頑張った甲斐があったと思える瞬間だった。マナー違反かもしれないが、歩き飲みをしていると、あずま先輩たちの声が聞こえてくる。


 結:あずま先輩は地面に額を付けて、同級生に土下座をしていた。「大変申し訳ないのですが、パチンコですって、お金が1円もないです」お金を受け取り、今度勝ったら返すというあずま先輩。先輩って難儀な生き物なんだな…………。



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 自分の作品を読んでいただきありがとうございます。大学の先輩ってカッコいいですよね!やはり、バイトなどを始めて財力を身に着けていくので、懐と心の余裕が違います。この前なんか、かなり高級な焼肉を奢ってもらい、一人当たりの会計がウン万と行くような形になっていましたが、いいよ全然問題ないと笑顔で対応してくれました。そのあと、先輩を心から大好きになり、ご飯に何度も誘ったのですが、すべて予定が入っていて、結局一度も行けなかったのは悲しい話ですw

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4コマならぬ、400字ラノベ @sunaokyo

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