第2話優しいお兄ちゃんを見せつけろ
起:健太も実はお兄ちゃんで、4歳の妹がいる。今日は妹とおままごとをしているところを意中の女の子に見せるらしい。だから、好きな女の子を自分の庭に呼んでいた。実際、健太は妹の面倒見がいい。
承:「お兄ちゃんボールもって」と言って妹が健太にボールを渡して一定の距離を開けだす。そうか、キャッチボールがしたいのか。と健太もそのことに気づいたらしい。力の制御が下手健太は目一杯ボールを投げる。
転:しかし、ボールは遠くまで飛んでいく。すると、妹が四つん這いになって「ワンワン」と言いながらボールを取りに行き、口に咥えて再度健太にボールを渡す。その姿は言うまでもなく飼い主にボールを渡している犬のそのものであった。
結:「健太君は女の子に犬をさせる性癖があったのね、私そういうのちょっと無理なんだけど……」4歳児の行動は予測不能過ぎて怖いので、みんなも注意しよう。その後、健太はトイレから一時間くらい出てこなかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます