4コマならぬ、400字ラノベ
@sunaokyo
第1話 傘を使ってカッコよく
起:大学生の俺には小学4年生の健太という弟がいる。健太は今好きな女子がいて、その子の前でカッコいい所を見せるため、日用品である傘を使って練習中だが、傘を使うのが小学生のお子様だなと感じさせる。
承:健太の思うかっこいい技とは、フック上になっている持ち手を腕にかけて物凄いスピードで回すことだった。まだ、傘を使って下手くそなパントマイムをする方がかっこいいと思われるが、これも小学生クオリティか…………。
転:次の日実際に見せるらしいので後をつけてみた。すると、昨日と同じように全力で意中の相手に向けて回す。渾身のどや顔の健太に彼女は「すご~い」と一言。やはり、小学生ならこんなもんで受けるよな。
結:そう思っていたが、彼女の言葉には続きがあった。「こんなしょうもない芸を人前で見せられる勇気に感服したわ」前言撤回する。最近の小学生はマセている。あと、健太、好きな子の前では泣いたらダメだ…………。
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