休日小話 THE オフィスラブ

・同じ部署の仲間たちでBBQしている。いたって平和な話。

・登場人物(3人)

 A:女性(男性に変換、勿論可能)

 B:男性。Aの同僚。少し先輩かもしれない。

 C:男性。当て馬要員。


---------- 以下本文 ----------



A「Bさんって実はお洒落な方だったんですね!」

B「そういうAさんこそ、その服、凄く似合ってるよ。お互い、普段はスーツと制服だからね。こうして会うと違った印象で、なんだか新鮮だな~。」

A「元々素敵だなって思ってたんですけど、今日のBさんを見てますます好きになりました!」

B「えっ…!す、それ本当?」

C「(ビール片手に)うぃ~!何二人だけで盛り上がっちゃってんの!おいB、A独占するなよぉ。」

B「独占なんて、そんな…。」

A「Cさん、ちょっと飲み過ぎですよ!健康診断で肝臓引っかかったばかりでしょ?」

C「こういう楽しい場で、そういう事気にしないの~!それよりA、田中がお前と話したがってたぞ。行ってやれよ~!」

A「え、なんで田中さん?」

C「好きなんじゃねぇの?気付かなかった?今もほら、熱い視線…。」

A「え」

B「あぁ!あっ、あのCさん、この酎ハイ飲んだことあります?すっごく美味いんですよ!」

C「なになに?モモとライチの…。おいB、俺の好みわかってんじゃ~ん!もしかして俺の事好き?」

B「宍戸さんに教えてもらったんですよ。Cさんは甘い香りの果物が好きだって。宍戸さんも好みが一緒だって聞きましたよ。」

A「へぇ、Bさん、宍戸さんと仲良いんですか?」

B「同期の飲み会の時に聞いたんですよ。宍戸さん、Cさんの話ばかりしていましたよ。」

C「宍戸が?それ、本当かよ…。」

A「あ、宍戸さんこっち見てる。」

B「Cさん、行ってあげた方がいいですよ。」

C「お、おう…(去りながら)なんだよぉ、こっち見てんじゃねぇよぉ」

A「ふふ、Cさんなんだか嬉しそう。」

B「あの二人がくっつくのも時間の問題かな。」

A「宍戸さんと、同期なんですね」

B「うん。…あの、仲はいいけどそういうのじゃないから。」

A「そういうの、って?」

B「Aさんへの気持ちとは違うって…こと。」

A「え…」

B「さっきの本当?俺の事」

A「えっ、は…はい。」

B「俺も好き。だから両思いってことだよね。」

A「はい。」


(♪チャララ~)


///おしまい///




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