第2話 第2節 魔法塔

「魔法塔とは何ですか?」


悠真はリリアに尋ねた。


「魔法塔とは、この世界で最も高度な魔法の研究や実践を行う場所です。ここには、この世界の最高峰の魔法使いたちが住んでいるんです。」


リリアは説明した。


悠真はまたも感嘆した。魔法塔は他の建物よりもずっと高くそびえ立っていた。


「でも、私たちはそんな場所に入れるんですか?」


悠真は不安に思った。


「大丈夫だよ。私はこの学院の生徒だから、特別な許可をもらっているんです。あなたも私の招待客として入れます。」


リリアは言った。


「そうなんですか……」


悠真は安心した。


「では、行ってみましょうか。」


リリアは言って、悠真を手を引いて魔法塔に向かった。


「どうやって入るんですか?」


悠真は聞いた。


「見てください。」


リリアは言って、魔法塔の壁に手を触れた。すると、壁に小さな穴が開き、そこから光が射し出した。


「これが魔法円です。ここに手をかざすと、私の身分証明として認識されるんです。あなたも私と一緒に手をかざしてください。」


リリアは言った。


「わかりました。」


悠真は言って、リリアと一緒に手をかざした。すると、壁が開いて、中から階段が現れた。


「これで入れます。さあ、行きましょう。」


リリアは言って、階段を上り始めた。


悠真はついて行った。階段はぐるぐると回転しながら上昇していた。


「これが魔法塔の入り口です。ここから先は、色々な部屋があるんだ。私が見せてあげます。」


リリアは言った。


「ありがとうございます」


悠真は言った。


「どういたしまして。それじゃあ、まず最初に……」

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