第2話 第1節 魔法図書館
悠真はリリアについて魔法学院の敷地内を歩いた。リリアは悠真に魔法の基礎から教えると言っていたが、まずは学院の施設や設備を見せてくれると言った。
「これが魔法学院の図書館です。ここにはこの世界の歴史や文化、魔法理論や実践など、あらゆる分野の書物が揃っているんです」
リリアは大きな建物を指差した。
「すごい……」
悠真は感嘆した。図書館は何階建てもあるように見えた。
「これが魔法学院の実験室です。ここでは魔法の研究や実験が行われているんです。新しい魔法や道具などが開発されているんです。」
リリアは別の建物を指差した。
「すごい……」
悠真は再び感嘆した。実験室からは色とりどりの光や音が聞こえてきた。
「これが魔法学院の闘技場です。ここでは魔法使い同士が戦闘訓練や試合を行っているんです。自分の力を試したり、他人の力を知ったりするために。」
リリアはさらに別の建物を指差した。
「すごい……」
悠真はさらに感嘆した。闘技場からは激しい衝撃や爆発が聞こえてきた。
「ねえ、悠真さん。あなたは何に興味があるの?」
リリアは悠真に問いかけた。
「私は……」
悠真は考えた。自分は何に興味があるのだろうか?
「私は魔法に興味があります。」
悠真は正直に答えた。
「魔法か……」
リリアは微笑んだ。
「それなら、あなたにはぴったりの場所があります。私が連れて行ってあげます。」
リリアは言った。
「ぴったりの場所?」
悠真は疑問に思った。どんな場所なのだろうか?
「それは……」
リリアは言葉を切った。
「ここです。」
リリアは悠真を引っ張って、一つの建物の前に立った。
「これが魔法学院の最高峰、魔法塔です。」
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