第13話 アヘ顔ダブルピースの効果は
俺が取り出したのは、もちろん俺と知らない女の人がヤってる写真。
しっかりと俺のアヘ顔ダブルピースも写っている。
「トール君?俺、お前の彼女寝取ってやったわwwお疲れーwwお前の彼女、あんあん言ってたぞ?鳴くのうまかったなぁ…」
グッ!俺がヤったって嘘をつけばつくだけオレの心が苦しくなっていくんだが…!
けど仕方ない。これでトール君を終わらせるんだ。だから、ちょっとの心の傷くらい……
「クソっ!!アアアアアア!!!」
「あっれれー!喚くのはっやいなぁ……もっと苦しんでもらうつもりだったのになァ…!」
「ァァアアアアアァ!!」
あーあ。完全に壊れちゃったァ…。もっともっと遊びたかったのになぁ…。
「あ、そうだ。声聞く?鳴いてる声。」
そう言って、俺はお父さんに作ってもらっていた、女の人が鳴いてる声を流し始める。
それもただの声じゃあなくて、『拓海、もっと…』だの、『いい……』だの、エッッなビデオでしか聞いたことないようなセリフだ。
下の階の橋本母に聞こえてしまっているかもしれないけど、そんなの気にしない気にしない。
「もう…もうやめてくれよ……」
「え?やめて欲しい?残念、やーめない。」
そう言って俺はもう一枚の写真を見せる。別角度から取った写真だ。
この写真にもしっかりと俺のアヘ顔ダブルピースはのっている。これがないと始まらないからな。
「う、うえぇ……」
おうおう。トール君、吐いちゃった。まぁ仕方ないよね。彼女寝取られた(嘘)もんね。
あーあ、仕方ない仕方ない。ちゃんと掃除してあげないと。
「掃除、してやるよ。はい、口開けてー。」
もちろんトール君は口を開けないが、俺は【身体強化】を発動して無理やりトール君の口を開け、吐瀉物をねじ込んでいく。
汚物に触れるのは流石にちょっと抵抗があったが、まぁここにトールっていう雑巾落ちてるしダイジョブ。
「はーい。飲みこめよー。お前がだしたんだからなー。」
と言ったとて、流石にトール君も人間。なかなか飲み込まないので、最後の手段に出ることにする。
そう。力ずくだ。無理やり口を抑えて、飲み込まないと息ができないようにしてやるのだ。
「おーい。飲まねぇと。窒息するって〜」
そんな攻防を15秒ほど続けていると、ようやくトール君は吐瀉物を飲み込んだ。
「ハァッ、ハァッ!」
トール君は苦しそうに息をしている。だから、一旦放置して呼吸を整えさせてあげないと。
あ、今の間に【スキル強奪】しておくか。もう流石に屈服してるよね?
さぁて、使い方はっと…。
『【スキル強奪】使用方法 念じる』
………知ってた。
では。もう念じるのは慣れたから。早速使ってみよう!
「フンッ!!」
《スキル強奪 どのスキルを奪いますか?
【料理】【身体強化】【勉強】【聞き耳】【怒り】【イケメン】》
お~!久しぶりじゃん!女神様!!
―――2日ぶりか。意外と経ってなかったな。
ふむふむ。選択するって感じか。まぁ、そんなの決まってるよな!
「全部だ!」
《了解しました。橋本トールが所持しているスキルをすべて藤本拓海に移します。》
すると目の前が急に光り輝いて、次に視界を得たときには俺のプロフィール欄に新しいスキルが追加されていた。
『名前 藤本拓海
生年月日 2月27日
血液型 A型
身長 173cm
体重 59kg
所持スキル 【料理】【転移】【プロフィール透視】【異世界転移(一度)】【スキル強奪】【恋人作成(一度)】【精神状態把握】【コラ画像生成】【身体強化】【勉強】【聞き耳】【怒り】【イケメン】
その他のプロフィール
顔 現在は下の中。ただし磨けば上の中
性格 陰キャ
学校 いじめられている。友達なんているわけもない
精神 強い。多少のことではへこたれない
成績 意外といい。教師から嫌われているのが玉に瑕』
ウッヒョ〜!スキル、増えてますねぇ…!
良き良き…!!これだけでもう満足できるけどなぁ…!最後に言わないといけねぇことが!!
「あ、トール君。呼吸できるようになった?俺のおかげだな。感謝は?」
「………ありがとうございます。」
「そうだな。ちゃんと感謝の気持ちを忘れるなよ?じゃあ――」
「―――彼女、ご馳走様でした」
「ハアアアアア!!!!!」
鬼瓦もトール君も。人って絶望に叩き落されたらどうして叫ぶんだろうな。ガチうるせぇよ。
_______
僕、わかったことがあります。このダンジョン配信ものだらけの環境の中で、ダンジョン配信ものじゃない作品が伸びるの、難しすぎないか!?ってことです。
ランキングがなかなか伸びないんですよね、最近。
けど、そんな環境で伸びれたなら!めっちゃめちゃかっこいいと思いません??
ということで!この作品が面白い!ざまぁに期待!と思った方は、フォロー、星、応援お願いします🙇!
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