焦ぐ心を

貴女は何を思うだろうか

私はもういってしまうというのに

そんな燎原の火で

燃え広がった想いなんて

今すぐ捨てておしまいなさいな

私は貴女になにもしてあげられないのだから

私を忘れて幸せになって欲しい

私なんかのために涙を流さずに

私以外を考えて

私を記憶から消し去って下さい

貴女の涙は見たくないのです

お願いですから

その美しい御顔につたる

涙を拭って下さい

私のために泣かないで

私は貴女のその美しい御顔が好きだ

御顔に映る笑顔が好きだ

笑顔を私に見せてくれる貴女が好きだ

最後にお願いを聞き入れてくれるのならば

貴女の御顔に触れて

つたう涙を拭いたい

もう体に力は入らないけれど

私は貴女をこんなにも想ってたと

その証明をさせてほしい

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