第21話 小説の挿絵について
最初に断っておきますが、商業誌の話です。
お金を払って買った雑誌に載っている小説の挿絵の話になります。
カクヨムやその他サイトのイラストの事ではありません。
これも結構前の話なのですが
BL小説がメインの雑誌を購入し、ニマニマ読んでいた時のことです。
大体において最後の方に掲載されているものは新人作家さんが多いのですが
今回のお話しのものも多分そうではないかと思います。
内容は詳しく書くと特定されてしまうのでぼやかしますが、簡単に言うとサラリーマンと美少年の恋物語です。
お話が進んでいき、少年の描写が「桜の妖精のような形容しがたい美しさ」(表現は違いますが大体こんな感じ)のとにかく儚く美しい少年だと書かれておりまして
私はそれはもう頭の中で妄想爆発してどんな綺麗な子が出てくるんだろうとワクワクしてページに手をかけたわけです。
で、めくったらですね、そこに薄絹をまとったカ〇ジがいたのですよ。
???? あれっ、ページ間違えたかな?
前のページに戻る、また、めくる
やっぱり、薄絹のカイ〇……
誤解のないように言っておくと〇イジをデスっているわけではないのです。
あの世界観の中のカ〇ジはカッコいいと思いますので。
でもここで私が待っていたのは、桜の妖精のような美少年なんですよ、
少なくともカ〇ジは桜の妖精ではないだろう、違うよなw
いやもう、どうしよう、読みたいのに読む気力がなくなったぞ
という訳で、私はそっと雑誌を閉じました。
これね、作家さんも絵師さんも悪くないんですよ、GOを出した編集さんが悪いと思うの。
桜の妖精のような美少年、これを再現するのって相当ハードルが高い、
しかも絵柄というのは好き嫌いがハッキリと分かれるので万人に受ける
美少年を描くのは絶対に難しい。
そして、多分ですが新人作家さんに挿絵を描く絵師さんも余り経験のない方だと思われ、なおの事ハードル高かったでしょう。それにしたってカ〇ジはないよなw
BL小説って一部を除いて挿絵があるのものが多くて、人気漫画家さんもしくは人気絵師さんの挿絵なら相乗効果が相まって読んでる方も挿絵目当てに買うくらいの勢いですが、物語の邪魔になるくらいなら文字だけの方がいいと思うのは私だけでしょうか。
ましてや自分の書いた小説が雑誌に載って喜びいさんでめくったら美少年がおっさんの顔だったなんて笑えませんよね、10年以上も前の話なので作家さんのその後とかは分かりませんが今になったらちゃんと読めばよかったと後悔しております。
自分が稚拙ではあるけれど何かしらのお話しを書いている今、商業誌に掲載される小説を書くことがどれほど大変なことだったか、なんかごめんなさいって気持ちでいっぱいです。
と、ここまでは商業誌のお話しでしたが
ご自分の小説にご自身が描いたイラストをつけて発表されている方、
もしくはご本人に確認を取ってからイラストを描かれてお互いに交流されている方に関しては何の文句も意見もないですので今一度申し上げておきます。
つい先日人様のキャラを勝手に描いておいて私が言うのも何ですが好きになったキャラを描きたいと思うのは愛なので! ケモ耳大好き💛
というか、カクヨムでもイラスト上げてる方が結構いるのに驚きました。まさか絵師がいるとは思ってなかったので衝撃です。
元漫画家さんやアシスタントさんがいるのもつい最近知りました。
カクヨム恐るべし、舐めたらあかん!
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