第10話 認めてあげようよ
私がシナリオセンターに通って良かったなと思う点は
まずはこの「認めてあげようよ」という講師の先生の言葉です。
雑多な人が集まる場所で、しかも好きなものが大体同じであった時
仲良くなれる反面、考え方の違いから他人を攻撃する人も出てきます。
当時も自分の意にそぐわないものや自分より下手だと思う相手をこき下ろしたり
批判ばかりする人が少なからずいました。
私に向けられたものでなくても聞いていて気分のいいものではありません。
そんな時にある女性の講師の方が
「頭ごなしに批判ばかりしないで、一旦は認めてあげようよ、分かってもあげないで話も聞かないで批判はよくない」と優しく諭してくれたのです。
私はその言葉にいたく感動して、ずっと心に留め置いています。
その後に結婚し、子どもが出来たときに絶対に頭ごなしに怒ったりしない、
認めてあげる、話を聞く、ということをいつも考えて行動しようと心がけました。
だからと言って子育てが成功したわけではないですが、この話は今は置いておきます。
もう一つは男性講師の言葉
「性格の悪い奴や嫌な奴に会ったら、これはキャラ作りのチャンスだと思って
どこがどう嫌なのか言動を観察してメモしておくと後々役に立ちますよ」
これを聞いた後、職場で嫌な人に会ってもこれはネタにできるかもしれないと、
考え方を変えると少し気が楽になりました。
あと、これは年配の大御所の作家の先生がどこかで語っていた言葉
「順風満帆に人生を送っている人の話はつまらない」
確かに波乱万丈な人生の方の話は面白いですよね
かといって波乱過ぎるのも考え物です
何であれほどほどが一番かな
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