連続更新ありがとうございます。
伊勢貞孝は京に残り上様の帰る場所を維持し続けたことにより、小物管領が近江政権に介入することを防ぎましたからね。
政所執事が京にあって、業務を行っていたことによって畿内の諸勢力は京に介入を試みるも近江政権の上様が京に戻る気はあるのかないのかは不透明であり、限界まで様子見をするしかなかった。
気付いたところで御所は完成し手遅れだったんですが。
近江政権を盤石にする貴重な時間を稼いだことも結果的に評価できますね。
史実では伊勢貞孝の息子の貞良の正室は斎藤道三の娘ですからね。
ここでは変わるのかな?と思ったりします。
あの僅かなやり取りで職掌が集中し過ぎている政所執事から六波羅探題の様な形に落ち着くと見抜いたのは流石ですね。
やっぱり将軍職に忠誠を誓っているわけではなく職務に忠実なタイプでしたか。
重文さんの言うようにゴミはゴミ箱に、下水処理をする役割をする人たちが必要ですからね。
人の営みに置いてそれらが出てしまうのはどうしようもないことなので、まとめて管理処分する人材が必要ですし。
それは一馬も分かっていますから責めたりはしませんでしたね。
一馬も魑魅魍魎が蔓延る京の抑えが出来るのは伊勢貞孝くらいしかいないって思っているでしょうし、本当に重い腰を上げてくれてよかったです。
しかし伊勢貞孝と若狭管領が合力すれば尾張など一捻りって…(苦笑)
どんだけ頭ファンタジーなんですかね?
その前に三好と戦って勝てるとは思えないし。
堕落した者達が集まるって、政所執事の職は一種の蟲毒に近かったのかも。
主上は別として、堕落した寺社や朝廷を捨ておきますからね。
叡山の覚恕法親王が厄介ですよね。
ここも蟲毒に近いですからね…
王城警護にかこつけて気に入らなければ強訴って。
やっぱり管理者は必要ですよね。
閑話休題。
北条左京大夫ととうとう話し合いをしますか。
なんか奇妙な感じですね。
同じ伊勢氏が対話するのは。
100年ぶりくらい?
養女の件とかいろいろお礼もあるでしょうし、遺恨などないようにしたいものですね。
職務に忠実、上様の帰る場所を守り続けた男に死ねはないでしょう。
若狭管領だったら言われるかもしれませんが。
そろそろ伊勢殿との話をまとめて、伊勢殿が尾張と近江政権の足を引っ張るわけにはいきませんからね。
相手が一流だと話がスムーズに進みますね。
これで統一した政治がやりやすくなりますね。
それに引き換え倅関白殿下は…
一度役目を辞して、旅に出した方がいいかも知れませんね。
関東下向とか。
政所執事が機能しているのは合格点ですけど、朝廷はなあ…
一部の心ある公家や優秀な方を除いて整理した方がいいかと思うほどです。
三管領四職のうち、辛うじて独立して本家が残っているのが播磨赤松氏、但馬因幡山名氏、丹後一色氏(仮冒?幕臣の式部一色氏の一色藤長や古河公方に仕えた幸手一色氏の一色直朝や氏久、美濃一色氏は由緒正しいようですがここでは美濃一色氏は出ないでしょうね)ですね。
美濃土岐氏は絶家になるだろうし、京極さんは織田の家臣になっているし。
赤松山名の名前が出るとしたら、生野銀山争いの時くらいですかね?
生野銀山は大銀山ですからね…
三国同盟からしても見逃せないでしょう。
丹後の一色?
うーん、小物管領がいなくなったあと若狭と一緒に平定なり臣従させるなりするのは確実でしょうけど今は放置の方向でいいんじゃないですかね?
時間稼ぎは一馬の最も得意とするところ。
六角(定頼公)シールドや北畠(大御所様)シールドのおかげでどれだけ助かったことか。
浅井シールドは穴だらけでしたけどねw
伊勢貞孝フィルターのおかげで愚か者が集まっても戦も起こらずに上様の近江御所を盤石にする時間を得ることが出来ましたし。
六波羅探題のような役割を彼に与えることで生き残れる道を提示したのは流石です。
あとは十河さんや義興君を延命して強化した三好シールドと北条シールドが生きている間に東国を平定、臣従させるべきですね。
案外後30年以内に日本統一できるかも?
未来の電子辞書キター
伊勢貞孝は有能で忠誠心の乏しい能吏って感じでしたが一馬も貞孝も認め合っていたとは。
だから久遠家は伊勢貞孝を庇いましたか。
これでしたら上様もお許しになるかもしれませんね。
ちなみにCVとしては諏訪部さんですかね?
そんな気がします。
今回も楽しめました。
次回も楽しみにしています。
では!
作者からの返信
いつもありがとうございます。
考えることと書くことが多過ぎてww
伊勢貞孝さんの息子さん、伊勢貞良さん、独り身なんですね。織田家が急激に躍進した影響で斎藤家との婚儀が出来ず。家運の無さは伊勢家の伝統に感じちゃいます。
七頭(四職)で、赤松、一色、山名、土岐(滅亡判定)は、もう作中では、名前すら聞きませんよね。
作者からの返信
息子さん、どっちでもよかったんですよね。
ただ、このほうがリアルかなと。
他の名門、出てくるのか来ないのかw
編集済
結果だけみれば、京や周辺で戦は起きていない、伊勢家のせいで公方様や三国同盟に恨みが来たこともない。三国同盟と近江政権が確立するまで、十分に近江の盾として時間稼ぎとして機能した、及第点ということですね。ただ今後は別の役目を与えますよと。伊勢家良かったねぇ。
一馬はこの「時間稼ぎ」策を上手く使いますよね。三国同盟側は時間があればどんどん進歩改善し、強くなっていく。一方の相手側は、従来通りに過ごしてるだけで、相対的に弱くなっていく。京しか見ていない人には、伊勢が今まで通りやってることに目を奪われて、三国同盟と近江政権の進歩から目をそらしてしまう。いわゆる時間攻め。気付いた時には、もうどうにもならない差が出ている。
作者からの返信
時間稼ぎ。まあ、そうとも言えますね。
基本は責任が取れないところには口を出さないのですけど。
策としては時間稼ぎは一馬らしいかな
>いろいろ上手いっていないところとも仲介致しますので
→上手くいっていない
作者からの返信
誤字報告ありがとうございます。修正しました。
誤字報告です。
>あの地が荒れぬようにするには相応の(押さえ)がいる。
「押さえ」→「抑え」
>貞孝の処遇を解決(しとう)とした結果であった。
「しとう」→「しよう」
作者からの返信
誤字報告ありがとうございます。
前半、どっちがいいか悩むんですよねぇ。
とりあえずそのままにしてあります。
更新お疲れ様です。
京に伊勢貞孝が政所執事として残ったことにより。結果的に伊勢貞孝曰く”小物”が近江政権に対してちょっかいを掛けることを防ぎましたからね。
政所執事が旧来の業務を京で行っていたため、畿内の諸勢力は義輝が京に戻る気があるのか無いのか判断が付かず様子見に徹さざるを得なかった。
その結果、近江政権が地盤固めをするための数年間と言う脆弱期間を大過なく乗り切ることが出来た。
この後六波羅探題のような形で京に戻るようですが、ゴミはゴミ箱に集めて置くに限りますからね。
人の営みにおいてはどうやっても廃品と言うのは出てしまう。それをそこらに散らかしていると周囲に悪臭をまき散らし悪影響を与えてしまう。
それを防ぐためには誰かが集めて管理するしかない。
伊勢貞孝は後の世で”足利政権の後始末係”や”掃除屋”として再評価されるかもしれませんね。
続きを心待ちにしています。
作者からの返信
彼の評価。まあ、見方により変わりますが。
信念がある人ですし、彼が史実同様に足利政権の形を残すことに尽力したのは事実でしょうね
編集済
>半端な者ほど、わしを焚きつけて上様と争わせようとするのだ。わしと若狭管領が立てば尾張など一捻りだなどと愚かなことを言う者もおったな。
なるほど、かつての林佐渡守と同じ事をさせる気か。
役目もこなしつつだから、林佐渡守よりは大変そうだが。
編集済
満点の情報収集と思考力。
逆に派手ではないからこそ、一馬のすごさが浮き出るのもいい。
「わしのところにはかような者ばかり集まるのだ。」
なるほど。だからこそ京において誘蛾灯のように「かような者」達を集めて監視する役目を任せたいのかな。不平不満を持つ勢力を一か所に集めて尚且つ何もしない。させない。とても有効な手段ですがガス抜きさせないと暴発しますからねえ。優秀な管理人が必要ですから。
信長さんが第六天魔王を名乗ることもなく、寺社から魔王と呼ばれる事もないだろうけど、一馬は弥勒菩薩的に呼ばれそう。
何回も初めから読んでしまう程の名作ありがとうございます
読んでいてふと思ったのですが、この時代に硝子が超高級品ということなら切子細工などは作ったりはしないんでしょうか?
作者からの返信
今のところ、そこまでしなくても珍重されているので。
まあ、頃合いを見てというところかな?