この世界では徳川幕府は存在しないだろうから、歴史の修正力により暴れん坊将軍は足利義輝公になりました、ということですね。
尚、本人は剣聖塚原卜伝の弟子であり、足利家代々の名刀も所持し、身分を隠して旅に出ていた折に野盗連中を自ら成敗した経験もあり。
うん、史実を超えるガチの剣豪将軍になってしまった…でも今回の一件で周囲を固めている人材のおかげもあって、政治力もしっかりあると世に示せて天下安寧のためには誠に善哉善哉。
この世界の後世だと暴れん坊将軍みたいな扱いになってるんですよね……
連続更新ありがとうございます。
さて夏も終わり収穫の時期ですが、やはり不作ですか。
凶作、飢饉の年は冬が妙に暖気だったりするので1559~1560年の冬は妙に暖かいかもしれませんね。
宝暦(1751~1763)の飢饉のときの4年、5年、13年の凶作の年は妙に冬が暖かかったというのでエルニーニョ現象によるものかもしれませんし、小氷期が終わる20世紀に入るまで気が抜けませんね。
米がお金の代わりという風習=石高制を無くさないと飢饉が起きたとき目も当てられないですからね。
甲斐はやはり不作ですが救荒作物を植えて飢饉に備えますか。
甲斐は米の石高が最大で23万石ですからね。
それも期待値。
風土病の日本住血吸虫もいるし。
蕎麦、粟、稗、燕麦、麦で粥や黒パン、すいとんの作り方を教えた方がいいかもしれませんね。
あと農業全書とかを同盟国や奥羽織田領に広めた方がいいですよ。
かぼちゃ、野沢菜の入ったおやきは腹持ちがいいんですけどね。
三逃の地でも育つユウマイも欲しいところですけどね、難しいかな。
小豆芋と馬鈴薯が天下統一まで出せないので粟稗蕎麦で頑張るしかないですね。
曲がりなりにも甲斐が凶作になってもまともな対処を見た甲斐を追放された信虎さんや凶作を5年間味わった晴信さんは何を思っているのか気になりますね。
ちなみに駿河で生まれた信友君(1542~1582)は学生か文官として頑張っているでしょうね。
そんな彼ですが13才で既に一児の父(信堯/1554~1582)なんですよね。
単年の不作は珍しくはありませんが、それが連年になると歴史に残る飢饉になりますからね。
米を作物と見た場合、米はもともと亜熱帯の植物なので温帯でも育たないことはないんですが小氷期の亜寒帯の東北では無理がありますよ。
米に変わる代替作物、特産品…
海と砂浜があれば塩が作れるんですけどね。
伊豆諸島では塩が年貢の塩年貢という物があったし。
南部といえば鉄器ですね。
後、お金になる特産品と言ったら当時出来そうなものは椎茸、石鹸、生糸、綿花、お茶、紅花、藍か。
綿花は水と気温が必要なので作る場所が限られるでしょうね。
早いところ鉄器と官製の富岡製糸場みたいな物を作る必要がありますね。
私設の製糸場はブラック企業真っ青の搾取が酷かったと聞きますので織田家公儀の官製にしないと駄目でしょうね。
農業村で10年間培った農業改革技術と出来るだけ増やし備蓄した食糧で切り抜けられれば良いんですが。
織田と北条領は大丈夫だと思われますが、それ以外の領地は自力で何とかしのいでほしいですけど望み薄でしょうね。
そして真継が死罪が決まり新見に家職が戻った。
黙認していた公家や奉行衆は知らなかった・騙されていたという形式的な罰で済み、伊勢は謝罪しましたか。
理想の終わり方ですね。
大樹の権勢が高まり、三国同盟も影響力を増した。
これで一歩前進ですよ。
管領の細川晴元が若狭に逼塞し、細川氏綱さんが丹波守護として上様に従っている中、政所の伊勢貞孝だけが従わない。
彼の心の那辺はどこにあるのか。
職責には忠実、でも上様に従わない…
何度も都落ちした将軍家を見限ったと言えばいいかも知れませんが、それだけではない気がします。
世を動かす気はなく、大乱を望まないとナザニンは分析していましたが、もしかしたらこれ以上世を乱さないために、あえて憎まれ役を買って出た(石田三成みたいに)のかも知れませんね。
一切の文句を言わなかった辺り。
真継が必要悪だとは思いたくありませんが、金がないと何もできないのも事実。
汚い金だと自覚しつつも鋳物師年預職の綸旨を疑うことはできないと理由付けして資金を調達していた可能性がありますね。
でなければ足利幕府は崩壊が早まっていたかも知れませんし。
それを鑑みれば一概に伊勢貞孝は悪とは言えないんですよね。
しかし、信長公の言葉には含蓄がありますね。
たしかに斯波織田久遠家は日ノ本の政に多少なりとも関わっていますからね。
トカゲの尻尾切りされる可能性があるわけですからね。
織田もそのような未来があるかも知れないと思ったんでしょうね。
しかしさすがは武衛様ですね。
朝廷は盛り立てていく必要があるが、そんなことになったら戦をするって。
覚悟完了していますね。
力なきものには意志を通すどころか意見すら言えませんからね。
武力と武力の均衡が平和なんだなってつくづく実感させられますね。
頭お花畑の平和主義者にこの作品を読んで欲しいですが、ただの娯楽小説としか受け取らないでしょうね。
ウクライナでは平和の前に勝利を!と言っていますし、それが普通なんですけどね。
義統公の言う通りでしょうね。
真継は自分の力を過信した。
真継は己が小者であるのにもかかわらず守護達が穏便に済ませるため金を渡して黙らせてたのを自分の才覚と勘違いしてしまった。
それが奴の死因でしょうね。
まるで不祥事を起こす警察と変わりませんね。
警官本人ではなく、その後ろの桜田門に従っているだけなのに。
真継の場合はその桜田門を偽造したわけですから死罪は当然でしょうね。
それを哀れに思うのは確かに武衛様の言うように信長公の慈悲なんでしょうね。
信長公は結構慈悲深いですからね。
年貢も三公七民だったし。
朝廷が立ちゆく様にしたり、乞食に物を恵んでやったりとか、酔狂というか粋人なところがありますからね。
武衛様は京に期待もしていないから怒ることはしないけど戦を起こす覚悟完了していますか。
今回は大ごとになりませんでしたけど、火種はそこいらに転がっていますからね。
気をつけないと。
未来の電子辞書キター
やっぱり真継は三条河原で斬首でしたか。
ザマアミロって思ったのは私だけでしょうか?
三田一族では放火の指示犯で口封じに殺された後、鴨川に投げ捨てられて回収された遺体が斬首でさらし首でしたけど、謀反と偽綸旨は斬首とさらし首は基本ですね。
真継が偽綸旨ではなく、新見家が山科卿に相談して本物の綸旨を持っていたらこんなことにはならなかったでしょうね。
本物の綸旨だったら大内卿も義元公も思うところはあっても税を差し出したでしょうし。
ただ、清廉潔白で知られる後奈良帝が綸旨を出したかどうか。
恐らく無理でしょうから、偽綸旨を偽造したんでしょうね。
尾張公儀の統制と久遠家の改革で織田領の鋳物師は真継ごときには手が出せない職人組合が出来上がっていましたからね。
組合をなめるんじゃねえ。
組合を舐めた代償は死でしたね。
うぇっ…真継が久遠家と似てるって語ってた?
冗談はオツムだけにしてくれよって思いましたね。
民衆への還元する久遠と全てを欲する強欲な真継、久遠家が世を動かしているのは認めますがどこが似ているんですかね?
思い上がりも甚だしいですね。
恐らく周囲へのリップサービスでしょうね。
本音は共存と言うより敵対しない、共存を狙うと言うよりも寄生を狙ってた感じがします。
尾張工業村の鉄は日ノ本総生産3000トンの時代に1600トン生産していましたからね。
当然鉄は畿内にある程度売るわけでその鉄を使って真継は鋳物師を統制していたわけですけど、奉行衆に根回しして上様の町(近江御所の城下町)に手を出したのが命取りになりましたね。
それが一気に覆ったのは地下家の偽の綸旨だと言う内部告発ですけど。
今川から告発を受けていたとはいえ真継が尾張に手を出さなかったから静観していましたが、上様の町に手を出した結果、そこから事態が一気に動き出し院、主上、上様の知るところになってしまった。
そして上様に一任されることになった。
世の中、悪いことはできないものですね。
それにしても七名で決めてしまうとは今の時代では考えられないことですね。
そして調整したとはいえ三国同盟は敵に回してはいけないと言う事ですね。
近衛晴嗣さん大丈夫か?
正親町帝とは不仲だし、内々に処理=非公式に処分しようとしていたから真継の口封じも考えていたんでしょうけど、結果引き渡し関わっていた朝廷の関係者の処分もしたとは。
なんかいろいろな方面から恨まれそうですね。
真継事件は影響が大きいでしょうね。
何と言っても偽綸旨で各地の守護を騙し、税を集めゆくゆくは全国の鋳物師総支配を目論んでいたようですし、それが将軍義輝公の手で断罪されたとあっては。
西国四国九州まで伝わったんですか。
阿波の三好は既に上様と和解しているから、尼子や毛利、東伊代の河野や仏殿の細川野州(細川高国の実家)、中伊代の石川、南伊代の西園寺、土佐一条、阿蘇大宮司、相良、伊東、大友、竜造寺、島津も一目置きそうな気がしますね。
細川京兆派の讃岐の国人たちは猛将と知られた香川氏家臣で甲山城主の朝比奈弥太郎は1558年に三好之虎さんの軍勢に190人余り斬った後、討ち取られているので香川兵部大輔之景(中務丞とも。西讃守護代)、奈良太郎左衛門元政、羽床伊豆守(大隅守?)資載、讃岐細川伊代守氏政、土佐守頼弘兄弟も寄親の細川晴元が若狭で逼塞して頼りにならないし寝返って来そうですね。
天文年間には三好氏の親族になった十河氏が東讃を圧倒したので(東讃守護代だが早くに守護代職を喪失している)安富筑前守(肥前守とも)盛定、香西又五郎駿河守元載、寒川太郎太夫丹後守元政は服属していますし。
このままいけば西讃も服属し、三好の讃岐統一も時間の問題でしょうね。
ちなみに寒川元政が十河一存さんに池内城を攻撃された際、家臣の鴨部氏に急襲させて十河一存さんに手傷を負わせたけど何事もなく悠々と引き返したのでこれが「鬼十河」の元となったとか。
ただし天文元年(1532年)なので年齢から矛盾が生じるので、養父の十河景滋(存春)の功績か年号が間違っていると思われます。
天文元年ではなく天文廿(20)年(1551年)だったらありうるんですけどね。
閑話休題。
誰もが真継を処断できず黙認するしかなかったけど、義輝公の毅然とした処断が民衆の希望となったわけですね。
暴れん坊将軍や某光圀は義輝公になりそうですね。
入浴シーンは…久遠家の嫁を出すわけにはいかないので、そのあたりは架空の人物(忍び衆)を使うしかないですね(苦笑)
成敗シーンは政治とは無縁の塚原先生がやるのかな?
畿内は東国重視でくすぶっていましたが、上様のご裁断と影響力の大きさによってによって衰えていないと上様への信頼が高まりましたか。
こうしてみると、真継はいいガス抜きに使われましたね。
小悪党には相応しい最期なのかも知れませんね。
いつもより長くなり申し訳ありません。
今回も楽しめました。
特に未来の電子辞書は楽しみです。
季節の変わり目なのでお体に気を付けてください。
次回の更新も楽しみにしています。
では!
近衛晴嗣、朝廷で孤立するかなこれは。
早々に関白辞任するか、それとも何かしら思って続けるか。
土地や利権は、有限で、公儀が管理しないといけませんから、いずれやらねばならぬ事ですよね。 史実の平手さんが切腹したのも、津島の利権絡みだった説がありますよね。
厄介な問題ですよね。
暴れん坊将軍(ガチ)の人だから…(人違い)
真継は逆に悪役の代名詞になるでしょうね(^_^;)
更新ありがとうございます。
義輝「余の顔を見忘れたか!」
悪党「くっ……!上様がこんな所におられるはずがない!成敗致す!」
こうですかわかりません!
更新ありがとうございます。
真継事件、結構細かいところまで後世に伝わっていますね。久遠の資料や日記など様々な逃す分化が広まった結果でもあるのかなと思っています。
伊勢さんはこれをきっかけに近江との関係改善できればいいんですが、まだ時間かかるだろうなぁ。
暴れん坊な将軍とか桜模様の金さんとか、この印籠を目にぐりぐりな光爺さんとか、日本人は大好きだよな|ω・)
暴れん坊な将軍は、将軍が法に則らない私刑&私誅で手を汚してはならないという事で、目の前でも、成敗! で隠密が切っていたけど、こっちでは自ら切るのかな? 与一郎と塚原翁が切るのかな?
暴れん坊将軍が徳川家から足利家になってしまう
更新、お疲れ様です。
調子に乗った小悪党が処され
黙認していた周囲も応分に御咎めを受け
最大の被害者である新見家も救われた。
最高とは言えませんが、理想的な終わり方ですね。
結果として大樹の権勢が高まったのですから
三国同盟としても、此れなら十分な終息でしょうね。
朝廷周辺のゴタゴタは一先ず収束しましたが
飢饉は、これから始まる大災害。
織田勢力圏は備えていましたが、情勢如何では
備蓄物資も足りるか分かりませんから、これからが大変ですね。
最低限、領内くらいは何とか凌ぎ切ってほしいものですね。
次話の更新、お待ちしております。
朝廷の役立たずさが際立った事件ですねぇ。
スケさんカクさん、やってしまいなさい!
じゃなくて与一郎!やってしまえ!!な時代劇が制作される世界なんですね?
はっ!!じゃぁあの伝説的な入浴シーンで話題なあの人は久遠家嫁?
絶対久遠家からご先祖様を視聴者集めに利用させないって、制作許可おりないねww残念でなりませぬw裏で一馬やジュリアが苦笑してエルが困った顔してそうでジワりましたww
暴れん坊将軍…毎週という高いペースで直参たちが不正をやらかしては退治されていくパターンが(^^;
>義輝が時代劇などで悪人を成敗するイメージ
絶対放浪の武芸者菊丸が悪徳公家の屋敷に乗り込んで「成敗」する時代劇ネタになるんだろうなと思ってたら案の定だったwww
編集済
甲斐の飢饉で追放された信虎は何を思うのか
史実では乗っ取った姉小路もこんな感じで何か悪さしたり?まぁ地震で天誅されましたが
とんでもない飢饉で鴨川が死体の山なのに、足利の関銭で私腹を肥やし非難されてた台所の日野家は、応仁の乱で東西に死の商人ムーブして都をめちゃくちゃにしましたね
自らも衰退し、後の台所の近衛は息子がまた失態
何ともいえませんね
ただ史実と違うのが、襟を正そうとしている者が出てきましたね。公家も分裂するのかな
なるほど
これなら朝廷が発行して記録する。公儀が取り締まる。
権力分立が成立するってことか
身分を隠して諸国漫遊しながら悪人を成敗するって水戸黄門と暴れん坊将軍が合体しているんだよなぁw時代劇の定番のネタw
関白の失態未遂が後世にきっちり残されているあたりが、おそらく記録を残したであろう近衛殿下のちゃんとしているところだと思う
>義輝が時代劇などで悪人を成敗するイメージが強い
そっかー残っちゃったかー暴れん坊将軍(足利)
横蛍先生には申し訳ないが、この話の一馬が感じている通りで、どこぞの「九条さえあれば武力を放棄しても戦争は起きない」と寝言をほざく人たちに読んでもらいたい
『真継事件』、後世に残る事件になるとは。
真継もまさかこんな形で自分の名が残るとは思わなかったでしょう。
この世界だと、義輝さんが暴○ん坊将軍ポジションなんですね。すごく判ります。
義輝さんの評判が鰻上りだのう
後世ではどんな異名で語られるのやら
最後の公方、稀代の名君、暴れん坊将軍……
関白君はさぁ…
真継以外にも共犯者である公家や奉行所の連中は謝罪だけで済ませるとか久遠家のやり方としては違和感しか無かったです。
結局真継だけに罪を着せたわけでしょう。