第2話 異界送り
「皆さんおはようございます。昨日は異世界転生させられ、村が魔物に襲われ、魔物を退治しました。その後に怪我人の手当をしたその次の日です。」
「相馬さんおはようございます。誰と話しているんですか?」
「小鳥遊くんおはようございます!これを読んでくれている皆さんに昨日起きた事を簡単に説明をと思って
ま、そんな事は置いといて昨日は大変だったね!」
「あのくらい結構頻繁に起きてますよ?ま、昨日はいつもより死者が多かったですけど、いつもは多くて2人なんですけど、昨日は6人でしたね!ま、基本的には魔物が人を食べたりして正確な人数は分からないんですけどね」
(頻繁に起きていて村人が居なくならないってどういうこと?)
「ところで昨日言っていた念って何?」
「念は6つの系統があってそれぞれ扱える物が違うんです。念についてはまた次の機会に。それよりも早く送らないと」
「ん?送る?」
「はい!異界送りです。相馬さん行きますよ!」
「あ、はい!」
2人は昨日の死者の元へ
そこには昨日の魔物の姿なかった。後に聞いたが魔物は日に当たると焼けて消えたり、呼吸で死んで消えるらしい
「相馬さんはとりあえず見ていてください」
小鳥遊による異界送りが始まった
その姿はとても蝶のように美しく舞い切ない悲しい思いになる踊りだった
周りに居た人達は泣き叫ぶ人も居れば静かに泣く人も居た。抱っこされている赤子だけが泣き止んだ。もう二度とあの踊りは見たくないさせたくないと思った。
小鳥遊の異界送りが終わり皆小鳥遊くんにお礼を言っていた。死んだ人の顔も心做しか穏やかになっているような気がした。
「さぁ、相馬さん帰りましょうか」
小鳥遊家に帰った
「小鳥遊くん魔物って何で居るの?」
「魔物は死んだ人がまだ生きていたいと願い、生きてる人間が羨ましいそして後にその感情が憎しみに変わる事で生まれたり、血を取り込んだりして生まれます。基本的にはこの2つのどちらかによって魔物が生まれます。前者で魔物が生まれないようにするために異界送りをするんです。」
(絶対あの名作ゲームとあの漫画を混ぜたよな?)
「そうなんだ。魔物になった人をまた人に戻す事って出来ないの?」
「出来なくはないですが、それには特別な力が必要です。」
「念?」
「はい。その念の中でも特別な力、特質系、その中でも更に特別な力が必要。とウワサされています。実際にはわかりませんが」
(念も絶対あの漫画だし)
他にもいろいろ話して外は真っ暗に
外からまた悲鳴が
「キャー!助けて!」
「行きますよ!相馬さん」
「うん!」
またしても魔物が現れた。
「相馬さん!気をつけて、その魔物昨日の魔物より人を食べている!」
「えっ!」(確かにその魔物の臭いは昨日の魔物より強かった)
また六法が勝手に2744ページが開き
「罪の呼吸204、悪魔の鉄拳」
とまた口が勝手に言った。
魔物は何度も素早い動きで逃げたが最終的に仕留められた
(204?人を食べたのだから199なのでは?)
「相馬さんはやっぱりすごいですね!またしてもお1人で強力な技を出せるなんて!しかも何度も」
「うん。ありがとう。」
しばらくして魔物が消えた。そしてこの日もまた魔物によって傷を負った人を相馬と小鳥遊で治療した。
次回予告
念の6つの系統とは?
「念使えるのかな?そして念使えるとしてどういう相手に使えるのかな?」
「それは○○と○○○が相手なら使えます!」
「それではまた次回!せーの!」
「まったねー」
僕が異世界に六法と医学書だけ持って行かされた話 @soumahiroomi
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