僕が異世界に六法と医学書だけ持って行かされた話

@soumahiroomi

第1話 こういうのって好きな物持って行けるんじゃないの

大阪府内某所

僕は相馬、とある飲食店のアルバイトが終わった。

帰り、死神と名乗る者が持っていたカマで殺された。

その後僕は雲の上にいた、いかにも怪しい神様とやらと一緒だった。神様が言った

「あ、ごめーん間違えちった。てへぺろ。生き返る事は無理だけど異世界に行かせてあげるから許して」

どうやら僕は間違えて殺されたらしい。てへぺろってなんだよ!って思いながらもどうやら異世界に行けるらしい。これはこれで僕は自分の好きな能力や武器が手に入るなら、と思い異世界に行くことを了解したのだが…

???「あの、大丈夫ですか?」

そこは村だった

「あ、はい。大丈夫です。」(村人?何か背中が重い)

「あ、それは!」僕の持っている物を指を指した

(お、もしかして、これが最強の…?)

なんと持っていたのは六法全書だった

あの神様とかいう奴六法を武器に戦えと?無理じゃ!

「あの、小鳥遊です!あなたは?」

「相馬です。」

「相馬さん、家ありますか?初めて見るお顔なので…この村宿が無いんです。」

当然家など無いし、宿があった所で元の世界で使っていたお金が使えるとも限らない

「家、無いです」

「ならウチに泊まっていきますか?」

「じゃあ、お言葉に甘えて、お願いします」

「はい、こっちです。ところでそれを持っているって事は魔物退治できる人ですよね?何の呼吸ですか?」

(呼吸?鬼のやつであったな、もしかして、全ての呼吸使えるとか?)と内心ワクワクしていた。

「あー、ははは、秘密です。」

小鳥遊家に到着

「適当に座っておいてください」

「はい!」(緊張するな、他人の家ってあまり来たことない)

その日の夜、突然外から悲鳴が

キャー

「相馬さん来てください!出番です!」

「え、えぇー」

悲鳴がした方に行くと村人が魔物に襲われていた。手に持っていた六法の2744ページを開いて

「罪の呼吸199、悪魔の果実」と口が勝手に動いた

「相馬さんは洞察力、観察力がすごいんですね!さらに1人であの魔物を悪魔の果実の刑に出来るなんて!もしかして念も使えるかも知れませんね」

(なんの事やらさっぱりだ。念?漫画のあれか?色々ぐちゃぐちゃじゃない?)

「相馬さん、あの一瞬でよくあの人達が亡くなってるって分かりましたね!」

「あぁーあれは口が勝手に、それにアレ何?怖いやつは?」

「アレが魔物です。そんなことより罪の呼吸の使い手だったんですね!」

「あの、ごめんなさい!呼吸って他に何があるの?」

「えーと、民の呼吸の2つが元の呼吸で他はその派生の呼吸です!さっき相馬さんが使った罪の呼吸は罰を与えて、民の呼吸で皆を守るといったものです。そしてウワサでしか聞いた事ないですけど始まりの呼吸として憲の呼吸っていうのがあるみたいです!」

「へぇー」(小学校で憲法とか習ったけどそんな感じかな?法律に興味無いから知らんけど)

ドンドンドンドンドン

「この娘を助けて!」

「はーい!…これはもう…」

(!もしかして)

相馬はカバンの中を出し始めた

「あった!」

それは医学書だった

「この通りにやれば助かるかも!小鳥遊くん布ある?」

「え、あはい!」

「ありがとう!コレをこうしてっとOK!後は休ませて鉄分とタンパク質もしっかり摂ってください!この程度ならまだ死にませんから!ただ、血液が固まりにくい見たいなので」

「はい!ありがとうございます」

その後、数人の怪我人を相馬と小鳥遊で治療したのだった


次回予告

○○送りをしないと生を憎む魔物となる!?

「この異世界あの有名なゲームもパクるのか!」

「有名なゲーム?なんの事ですか?」

「あ、小鳥遊くんは気にしなくて良いよ」

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