エレボスVSエクレア

「地下にこんな広い場所があるのか、、、俺の家にも無いぞ?」

エクレアの家の地下に来たエレボスはそう呟いた

「そうなんだ、、、まぁ、元々お母さんと叔母さん達よくここに集まってたみたいだからね。ここに作ったんだと思う」

それにエクレアがそう返した

「エクレア様!いつでもできます!」

レンジュがエクレアにそう言うと

「ありがとう、、、それじゃー、エレボス構えて」

エクレアは剣を構えた

「、、、よし!」

エレボスも黒牙を構えた

「では審判は私が」

アリエラが審判台に乗る 

そして

「始め!」

アリエラのその声が響いた瞬間

ビュン!!!

エレボスは疾風の如き速度でエクレアに近づきながら

「ダークミスト!」

黒い煙を放出した

「闇よ、我が影をここに。シャドーミラー!」

そして闇魔法で分身体を召喚した

「5人か」

本体と4人の分身体がエクレアに襲い掛かる

(1人づつしっかりと潰さないと危ないね)

エクレアはそう考えると

「ブリザード・バースト!」

猛吹雪を放った

「「インフェルノ!!」」

5人のエレボスは煉獄の炎でそれを防ぐ

「魔力量5万、、、こっちは2600万。その魔力差にも拘らず分身が消えないとなると、、、魔力制御がとんでもなく上手いのね」

(となると)

ビュン

エクレアは1人のエレボスに接近する

「近接戦か!」

エレボスは刀を振り下ろす

ガキン

エクレアはそれを受け止める だが

「反剣」

ドカン!

「ぐぅ!」

受け止めるだけで終わらずそのままエレボスを吹き飛ばした

「ブリザード!」

そして吹雪で分身体を1つ潰した

「「マジかよ!」」

残りの4人は驚愕しながらも

「「連撃だ!!」」

4人一気に襲い掛かった

「、、、セラフ剣術・百花!」

その4人にエクレアは連撃を放った

ガキン ガキン ガキン

そして激しい打ち合いになる

「「っ!4対1で削り切れない?!」」

エレボスは驚愕する

「分身体使用時は運動能力が落ちるのかしら?フレデリカさんと戦ってた時と比べてはるかに腕が落ちてるわよ?」

エクレアは拍子抜けと言った様子でそう言う

そして

ザシュ

「、、、ぇ?」

次の瞬間エクレアの首と胴が切り離された

「月詠流・月光・朧殺し」

そして足元から5人目のエレボスが現れた

「あの5人は全員分身、、、本物あの闇の煙の時に影に潜ってたよ」

「っ!!」

エクレアは完全に一本取られた自分に苛立った

「、、、あっさり死んだな」

エレボスは沙耶に刀を仕舞い生首のエクレアの首を踏みつけながらそう呟き

「、、、」

ドカン!!

自身の背後に思いっきり蹴りとばした

ガキン!

すると背後から生首と剣が当たる音が聞こえた

「そこだ」

そしてエレボスは神速の居合で体勢が崩れた得物に斬りかかった

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