商談
「、、、百花から聞いた」
エレボスはそう答えた
「なるほどね、、、じゃ、私が今からアリスさんにハジメさんが闇の六大精霊と契約していることを話しても大丈夫ですね?」
しかしエクレアの尋問は終わらない
「、、、、、、クソ」
そしてエレボスは
「降参だよ!!」
白旗を上げるのであった
「商人に交渉ごとするもんじゃねぇな」
「そうね、、、まぁ、安心して。このことをアリスさんに話す気は無いから。それよりも、、、ハジメさんを読んでもらえる?このことを黙っておく対価を、、、ね」
「結界は?」
「解いてあるわ」
「、、、」
{おい!ハジメ!俺がお前の部下ってことがエクレアにバレた!}
エレボスがそうハジメに念話を送れば
「マジ?!」
ハジメはその場に現れた
「かくかくしかじかでバレた。ごめん」
エレボスが経緯を説明すると
「、、、いや、僕がサプライズのために黙ってたのが悪い。それに、、、」
ハジメは自分に非があると言いエクレアを見て
「エクレアちゃんの交渉スキルが悪い」
そうエクレアの交渉のうまさを讃えた
「お初にお目にかかります、ハジメ様。私の自己紹介は貴方様の八咫烏で分かるでしょうから割愛させていただきます」
「うん、大丈夫だよ。そもそもエレボスの幼馴染ってことで調べてたから。世界を股に掛ける奴隷商人さん」
「は?!奴隷商人?!」
エレボスは驚愕した
「安心していいよ、、、本当にヤバイ一線は超えてないから」
「いや、、、だとしてもなぁ。マジかぁ」
エレボスは幼馴染が人を売り買いしていることに何とも複雑な気分だ
「さて、、、僕の正体をアリスお姉ちゃんにバラされるのは本気でヤバイ。今叛逆するとなるとかなりの血が流れるうえエテルを筆頭に色々なところに迷惑がかかる。僕としてはなんてしてもエクレアちゃんの口を塞いで起きたいが」
ハジメはそう言いながら刀に手を添える
「今ここの私を殺したら口封じできるとでも?しっかりと私が死んだ時の対策もしてますよ」
そしてエクレアがそう返す
「だよね、、、それじゃー、僕は何を払えばいいの?」
刀から手を離しハジメは問う
「ハジメさんの組織にはロンド元007体調とメルト元暴食司教が居ますよね?」
「うん」
「そうなるとサフラン王国の真の独立化を目指しているでしょう。その場合私の商会は奴隷売買の販路を失う」
「なるほど、、、自分達だけは奴隷売買を許してくれと?」
ハジメがそう聞く
「それが最も嬉しいですが、、、そんなこと認めるわけないですよね?」
「当たり前だ。言い訳ないだろ、、、となると、サフラン王国への優先的な輸出入の権限か?」
ハジメがそう言うと
「そう言うことです」
エクレアはそう返した
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