エクレアの家
「ここよ」
エレボスとエクレアはエクレアの家に辿り着いた
「俺の家から歩いて数分だな、、、ベルの力があればすぐだな」
「そうね、、、さて入りましょう」
「ああ」
(俺の家に比べたら当然小さいけど、、、普通にデカいな)
「一人暮らしか?」
エレボスがそう聞くと
「ずっと住んでるのは私と私の秘書とカエデの3人だね。でも不定期に何人か住んでるわ。私の部下よ」
エクレアはそう答えた
「なるほどな」
そう話をしていると
「エクレア様!」
屋敷の中から1人の少女が出てきた
「アリエラ!」
「お客様がいらっしゃるのですね!」
アリエラはエレボスを見てそう言う
「エレボス・エルピスです」
「っ!!貴方がエレボス様でしたか!私はアリエラと申します。エクレア様の下で薬品関連の制作を行っております」
アリエラがそう挨拶すると
「彼女はとても優秀な部下で私の商会に計り知れない利益をもたらしてくれたわ。私の商会に2人いる最高幹部の1人でもあるわ」
エクレアが追加説明を誇らしげにそう言う
「そんなすごい人なのか、、、まだ子供なのに」
エレボスが驚いた様子でそう言うと
「ふふ、彼女160歳よ」
エクレアが面白そうに言った
「は?」
「悪魔よ、その子」
「、、、は?」
「お茶です」
少年が3人の前にお茶を置いた
「ありがとうございます、、、それで?どうゆうことだ?」
エレボスは悪魔であるアリエラについに聞く
「どうゆうことも何もアリエラは悪魔。それだけよ?」
「いや待て待て!悪魔なんて存在自体がアウトな世界だぞ?それを部下にしてセラフの首都に連れてきてるって、、、」
「バレなきゃ問題ないし」
「えぇ、、、」
(数年の間に随分とアグレッシブになったな)
エレボスはエクレアの変わりように驚く
「それで?どこで拾ったんだ?」
「もう1人の最高幹部はゴードンというおっさんでね。元々アリエラと一緒に旅をしていた行商人でね。まぁ、色々端折ると聖騎士にアリエラが悪魔だということがバレて、殺されかけていたところを私が助けてそのままって感じ」
エレボスの問いにアリエラはそう答えた
「ちなみにアリエラは」
「なるほどな、、、もう一つ聞きたいんだがいいか?」
「もちろん!」
「俺達に紅茶を入れてくれた少年はどこで拾った?」
「あら?気がついた?」
エレボスの問いにエクレアは嬉しそうに微笑む
「彼はレンジュ。私の秘書で、、、私が召喚した悪魔よ」
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