朝
「ここは、、、救護騎士団の医務室」
(私が生きていてここに居るってことは学園が滅んだってことはなさそう)
「問題は、、、なんで私の手に鎖が付いてるかなんだよね」
マカロンの左腕には鎖が付けられていた
「すいませんー!!」
マカロンがそう叫ぶと
「あ、起きたのねー!!」
隣の部屋からだろうかスモアの声が聞こえた
ガラガラガラ
「うん、、、元気そうだね」
マカロンの顔を見たスモアは笑顔でそう言う
「私としてはこの鎖の説明を聞きたいですが、、、まずはエテルちゃんです。容体は?」
マカロンがそう聞くと
「、、、かなり悪いわね」
スモアは顔を曇らせた
「人として普通の生活は送れる、、、だけど男性恐怖症は酷くてね。ハロルドでも絶叫して、、、その体から出る液体全部出たのよね」
「、、、おしっこも?」
「本人の尊厳を尊重するわ」
「なるほど、、、それだと人として普通の生活は送れないんじゃ」
マカロンが不思議そうにそう言うと
「、、、ここだけの話よ。アスタロトの権能でその辺りの部分の感情を抑制してるのよ」
「、、、そうですか」
「後、、、ハロルドが上手くやったおかげであの暴走した化け物がエテルだってことは隠ぺいできたわ。魔導ギルドはエテルが関わってるって知っちゃってるけどそこも誤魔化してるそうだから、、、まぁ、アルトリアは気が付いてるかもだそうだけど」
「流石ハロルドさん、、、じゃー、心残りは解決したんので、、、なんで私は鎖を?」
マカロンが恐る恐るそう聞くと
「、、、いやね、想い人のために命を賭けることはまぁ、理解できるけど、、、流石に命を軽く賭けすぎってエクレアがブチギレて、、、ハロルドを1月病院送りにしたうえでしっかりと貴方と話す為にって、、、」
「、、、流動!!!」
バリン
マカロンはは鍵を破壊した逃亡した
「、、、出ていったわよ」
それを見てスモアがそう言うと
「はー、はー、、、胸が痛い」
先程までマカロンが寝ていたベットの下からエテルが出てきた
「、、、男への恐怖心ともう一つマカロンへの恋心も消さないとだめになるなんてね。本当に母親に似たわね」
「本で恋の病なんてふざけた表現を見たんですけど、、、本よりヤバイ」
エテルは胸を抑え全身を真っ赤に染めながらそう言う
「抑制してるだけじゃ不味そうだし、、、一回吐き出しちゃいなさい」
「そ、それじゃー、、、」
そうして始まったのは恐ろしいエテルの色欲の心であった
(母親よりもヤバイ!!)
話を聞いたスモアはそう思うのであった
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