暴食の友食

「エレボスさんも私のペンダントで窮地を脱したらしいけど、、、私のペンダントってなんかすごい効果あるのかな?」

そう呟きながらマカロンは鎖の前に立つ

「さて破壊するか」

そう言ってマカロンは持っていた剣で鎖に斬撃を行う

ガキン

「やっぱりだめか」

しかし案の定といった様子で斬撃は弾かれた

(傷すらついてない、、、アスタロトさんより弱い、、、って話じゃない。この鎖は他のと根本が違う。アレはエテルその物、、、破壊するのはエテルそのものと戦うような物)

「どうする」

マカロンは侵食され続けている 時間は多くはない 

「鎖を中心に闇が出てるから侵食速度も早い、、、どうにかして鎖を取り除かない、、、と、、、破壊する必要ないじゃん」

そして侵食で頭がイカれたのか素なのかわからないがマカロンはこの破壊できない鎖の解決法を思いつく

ギュ

マカロンは闇の発生源である鎖を抱き締めた

侵食がみるみる進んでいく

「これがエテルその物なら阻害したらダメ、、、受け入れないと」

しかしマカロンはそれをむしろ受け入れ

「入ってきて」

ジャラジャラジャラ

なんとエテルの闇のそのものである鎖を取り込んだ

「、、、受け入れてみたら気持ちいなぁ」

(なんだか眠くなってきちゃった)

そしてエテルは意識を失った








「あれ?ここは?」

マカロンは目覚めた

「小屋?」

マカロンは小屋に居た

「男の子ならその名前にするとして、、、女の子だったら、、、そうだ!エーテル、、、俺の国では主に分子の分野の話だけど、、、別の意味で光を伝える媒質って言う意味もある」

そんな中、男性の言葉が聞こえた

「、、、ぇ?」

そしてその男性にマカロンは見覚えがあった

「そっか、、、なら、女の子ならエテル、名付けよっか」

男性が話していたのは妊婦の女性であった

「、、、っ?!」

そしてその妊婦の顔にも見覚えがあった

「教祖フェニイン・ファーストウッド様に、、、聖女シャイン様?!」

なにせセラフ教の超重要人物だからだ

「俺達の子供だ、、、可愛いだろうな」

「なっ?!」

(フェニイン様は後継者問題を恐れて世継ぎは作らなかったはず、、、なのに)

マカロンは驚愕する

「エテルは2人の娘ってこと?!」

そしてとんでもないことに気が付く

「いや、、、おかしいな」

しかし気が付く

「エテルちゃんの両親はあの2人のはず、、、え?それじゃー、なんでこんな光景を今私は見てるの?」

マカロンは深く困惑する

そんな時だった

「避妊をミスったからよ」

マカロンの背後からそんな声が聞こえた

「え?」

振り向くとそこには

「私の孫をよろしくね」

聖女シャインが居た

「はっ!!」

マカロンはベッドの上で目を覚ました

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