記憶の暴走

「ということで数日後に北のモンスター群を倒す。少々強いらしいのでここに居る選ばれたメンバーで向かう」

「「はい!」」

アルトリアの言葉に部屋に集められた魔導ギルドメンバーは返答する

「ジャンヌ、お前の実力は私に次ぐ、、、回復役のマカロンを守りながら戦ってくれ」

「了解です」

「マカロン、お前の回復技術は素晴らしい。お前が居れば我々の生存率が跳ねあがる。頼んだぞ!」

「はい!」

ジャンヌとマカロンはアルトリアの期待にそれぞれ返答する

そんな時だった

「な?!今会議中だ!」

「というかなんで拠点に乗り込んできてんだよ?!」

「ん?」

扉の奥から門番の焦ることが聞こえた

そして

ガチャン!!!

一人の学生が勢い良く部屋にはいって来た

その学生とは

「エルフィー?!」

セラフィムのサブマスター兼教皇候補のエルフィ―だった

「き、貴様?!いったい何をしてるんだ?!」

あまりの事態にアルトリアは動揺するがすぐにエルフィ―て剣を向ける

だがエルフィーはそんなこと一切気にも留めず

「マカロンさん」

マカロンの名を呼んだ

「、、、っ!!ハロルドさんから伝言ですか」

「はい、、、30分前にエテルさんが攫われました」

「「っ?!」」

その言葉にマカロンだけでなく他の魔導ギルドメンバーも驚愕する

「そして、、、今この学園のどこかに居ることまでわかっているそうです!ハロルド様が現在探しているのですが、、、最悪の事態を避けるために南側を探してほしいとのことです」

そしてエルフィーがそう話し終わると

「最悪の事態っ!」

マカロンの顔色が真っ青になった

「ギルドマスター!ちょっと抜けます!」

ビュン

そしてマカロンは走っていった

「アルトリア様」

続いてエルフィ―はアルトリアに話しかける

「今回の遠征の経費の3倍」

するとアルトリアはそう言う

「5倍出すと」

そしてエルフィーはそう返す

「全魔導ギルドメンバー総動員でエテル・アマテラスを探し出しなさい!」

そしてアルトリアはそう指示を出した

「「っ?!」」

ギルドメンバーは困惑する

「セラフィムを助けるのですか?」

ジャンヌがそう聞くと

「ハロルドに貸を作れる、、、それに、この雰囲気、ハロルドが本気で焦っている時の物だ。ハロルドが本気で焦っているということは、、、派閥云々行ってる事態じゃないってことよ」

アルトリアが顔をしかめてそう言う

そして

ドカン!!!!!!

「「っ?!」」

突如激しい衝撃と共に

「な、なんだこのとんでもなく禍々しい気配は?!」

学園の南側からアルトリアが今まで感じたことの無いほど強力な禍々しい気配が感じられた

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る