女王マカロン
「っ!!」
流動支配で自身を加速して南側の捜索に向かったマカロンは運がいいのか悪いのか
「エテル」
エテルの姿を発見した
しかしそれはいつもの高身長のおっぱいのついているイケメンの姿ではなく
「竜に飲まれてる?」
半身が竜人化してドス黒い瘴気と死毒を垂らす化け物の姿であった
マカロンのようにエテルをよく知っている人間でなければ到底エテルだと分からないほど豹変している そんなエテルを見て
「流動を使わなくても分かる、、、間違いないこれは最悪の事態だね」
マカロンは最悪の事態が起こったと理解していた
そもそもハロルドとマカロンが恐れていた最悪の事態というのは
「記憶を取り戻して精神が壊れて暴走しちゃってる」
(1年前のあの日、、、ハロルドさんに昼食に誘われた私は聞かされた。エテルが男性恐怖症を患っていること、、、そして記憶がないから今は表面化していないが記憶を取り戻した瞬間精神が壊れかねないことを)
「、、、1年間この事態だけは避けたくて色々と安全に記憶を取り戻す方法を探っていたけれども、、、間に合わなかった!」
「wdcん。kjcfbなdんbc。wqkcんdj!!!」
エテルは身に余る力を暴走状態で振るおうとしている
「切り替えろ、、、ハロルドさん達はこの状況の対処も考えていた。ハロルドさんと私の力で暴走を沈めて内部から強制的に止めれるようする!」
マカロンは杖を構える
「神の光をここに。セイント・バースト」
そして神聖術式をエテルに撃ち込む
ドカン!!
それはエテルに直撃した だが
「あⅮkン?」
ほとんど効果が無かった ただマカロンにエテルの集中が向いただけだ
「見てくれた」
しかしそれこそがが目的だ
「魔力量1億5000万、、、そんな化け物が暴れたらとんでもない人数が死ぬ。それだけは避けないと。私が受け止める!」
今のエテルが無作為に暴れれば大惨事だ マカロンは自身に攻撃を向かせて被害を最小限にしようとする
「ヴぇpvんdsL>Ds!」
エテルは漆黒の魔法砲をマカロンに放った
「上に行って!」
パチン
マカロンはそう言って指を鳴らす
すると
グインッ
魔法砲の進行方向が空に変わった
「流動支配、、、ハロルドさん達に教えてもらったから。お姉ちゃんみたいに選ばれた存在じゃないけど、、、選ばれてないからって出来ないことはない!!」
マカロンが自分に言い聞かせるようにそう宣言する
すると
「「うぉー!!!!」」
「ぇ?」
(あ、セラフィムと図書管理委員の人達)
学園南に居たセラフィムと図書管理委員が遅れてハロルドの指示に従って動こうとしていたところマカロンの宣言を聞いて奮い立ったのだ
「、、、お前ら!!私が全部守るから周辺に居る人を逃がせ!!」
そしてマカロンはどう考えてもマカロンらしくない口調でそう言う
(こういう時は命令口調で行けばいいんだよね?!)
内心そう考えているが
「「はい!!」」
正解だったようだ
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