エテルVSカオストレント 2
「想像より回復が遅かったですね」
{流石にすぐににょきにょきって回復はしないようね、、、それでも十分スグリほど化け物だけどね。さて、、、どうする?}
アスタロトの問いに
「ハジメから教わった、、、再生する相手は再生できなくなるまで攻撃!」
エテルはそう答えた
「ヴォ―!!!」
そして同時にカオストレントが復活しエテルに一本一本が成人男性の腕ぐらいの太さの根っこを百本近く伸ばしてきた
「楽しいアスレチックをどうも!」
ビュン ビュン ビュン
それをエテルは足場にして森を掛ける子供のように駆け回り翼を羽ばたかせながら
ザシュ ザシュ ザシュ
根っこを切り裂いていく
「死毒の双剣、、、殺意高いなぁ」
{ハジメでも汗をかく危険度よ、、、この程度の魔物じゃ}
「ギャァ!!!」
死毒はカオストレントに絶大なダメージを与えていく
ポケモンで草タイプに毒タイプが効果抜群な理由がよくわかる光景である
「といっても、、、このままじゃじり貧だな。体力的に持つだろうけどすっごい疲れるだろうし」
エテルは楽に倒せる方法を考える
そして
「え?」
楽に倒せる方法は見つからなかったが別のものが見つかった
「子供?!」
カオストレントの右側にある草原に子供が居たのである
{なんであんなところに?!}
こんなヤバい戦場に子供がいるという状況に一瞬思考が飛ぶが
「っ!」
ビュン!!!
すぐに全速力で子供の方に向かう
そして
「ガゥラ!!」
カオストレントも子供の方に数十本根を伸ばした
{なんで?!私の風があの子を動かせない!}
アスタロトが自身の風で子供を助けようとするが何故かうまくいかない
「間に合ぇ!!!」
ビュン!!!
エテルは全速力で子供の方に向かう
そして
ザシュ ザシュ
「ぐぅ!」
根っこがエテルの腹と右足を串刺しにした
「死毒!」
ジュワ
エテルは刺さった根っこを死毒で溶かす
しかし常人なら死んでもおかしくない大怪我だ
「危なかった」
だが代わりに
「お、お姉さん」
7歳ぐらいの男の子を守ることが出来た
「は、早く逃げなさ
グサッ
「え?」
{え?}
エテルの胸にナイフが刺された
「エイジ・ロー」
そして
「{っ?!}」
エテルの体が縮んで行った
「っ!!嵌められた?!」
エテルは気が付いた
(数十本根を伸ばして私に2本だけ、、、なわけあるか)
カオストレントとこの子供はグルだということに
そして
「どこからが罠だ?」
エテルはその場に倒れて行きながら考える
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