アスタロトの軌跡
スタッ
「、、、生きてる」
{生きてるわね}
地面に降り立ったエテルとアスタロトとは地下から生命を感じそう呟く
{悪魔界由来の雑草は生命力が強いということですか、、、植物系は今の私にはどうも出来ない}
アスタロトは忌々しそうにそう呟く
「今の私?昔はできたんですか?」
エテルが驚いた様子でそう聞くと
{、、、私がまだベルフェゴール様の配下ではなかった昔の話なのですが。2500年前ぐらいに私一度受肉したことあったのよ}
「えぇ?!アスタロト様が受肉って、、、世界滅ぶんじゃ」
エテルが顔を青ざめさてそう言うと
{実際半壊したわよ?、、、ただ、セラフの教祖にボコボコにされて悪魔界に戻ったのだけど倒された時に能力が少し封じられちゃって、、、それで豊穣支配を失っちゃったの}
「えぇ、、、受肉したアスタロト様倒すってセラフの教祖人間なの?」
エテルはセラフの教皇のヤバさにビビる
だが
{この話続きがあってね、、、そこから200年後なんだけど今度はルシファー様が受肉してね}
「、、、は?」
あまりに衝撃的な話にエテルは思考が止まった
「あの???え?それ、、、世界滅びますよね?」
{うん、普通は確実に滅びるわね、、、ただセラフの教祖は召喚されたその瞬間に召喚場所にたどり着いてね、、、死闘の末倒しちゃったのよ。丁度今のエモクロア共和国の首都ユグドラシルで。当時はエモクロアはなかったけどね}
「、、、なんか、ヤバイですね」
{今のハジメと互角、、、いや、流石に勝てないかな?}
「あ、そのレベルなんですね」
{ええ、、、まぁ、今のエモクロアがある場所は当時、戦闘の余波で生命が消し飛んだのよね、、、いやぁ、アレは酷かったわね。おかげで森に住んでいたエルフやら獣人やらが飢えに苦しみまくったから}
アスタロトは懐かしそうにそういう
「よ、よく、、、今の自然豊かなエモクロアに出来ましたね?」
エテルがそう呟くと
{え、、、あぁ、、、}
アスタロトはものすごく気まずそうになった
「え?どうかしたんですか?」
{時が来たら教えるわ}
「そ、そうですか、、、そう言えばその化け物みたいなセラフの教祖って最後は病でぽっくりって感じなんですか?なんか学校で習ってなくて」
明らかに話せなさそうだったのでエテルは話題を変えた
{殺されたわ}
「え?」
{今のアーデン魔国勢力が殺した}
「、、、倒せたんですか?」
エテルが驚愕した様子でそう聞くと
{今のエテルと同じ状況だったのよ、、、そしてあの子は逆だった。だから500年の差を埋めれた}
アスタロトはどこか眩しいものを見るような口調でそう呟いた
「え?」
{なんでもないわ、、、それより第二ラウンドの開始よ}
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