破滅のカウントダウン

「久しぶりの授業は疲れたなぁー」

エテルがそう言うと

「だねぇー」

「うん」

マカロンとジャンヌも同意した

「私は図書館行かないと」

「私達はギルドの拠点に」

「その前にハロルドさんに頼んだもの貰いに行かないと。それじゃ」

そうして3人は別れた






ガチャ

図書館に入ったエテルは

「エテルか、元気そうで」

「相変わらずかわいいな」

「局長は局員室だ」

他局員にあいさつされる

「はい」

局員室に向かって行く

ドン ドン ドカン!!

「エテル・アマテラス!入ります!!」

そしてとんでもない入り方をした

「お疲れぇ!!」

すると局員室に居た局員が大声でそう挨拶する

「お疲れ様ですっ!!」

そしてエテルも大声で返答した

「エテルちゃん、こっち」

そしてそんな空気に似合わない優しい声でエテルを局長テルが呼ぶ

「はいっ!!」

(かわいい声と顔してめちゃクソ怖いし、、、めちゃクソアグレッシブだからなぁ局長。1年前私達が襲われた時のお礼参りに大量のモンスターの腐敗した死体を送り付けたなんて噂あるからなぁ)

そんなことを考えながらエテルはテルに近づく

「さてと、、、エテルちゃんに頼みたいことがあるって話はハロルドから聞いてるわね?」

「はい」

「頼みたいことって言うのはエーテル王国との国境に居るモンスターを討伐して欲しいのよ」

「討伐ですか?」

「ええ。本を作る素材の運送で使う道に居て、、、そこを通らないと大きく時間が掛かるうえ危険なのよ。しかも強さがAランクで並みの冒険者じゃ歯が立たなくて、、、でも今聖騎士さん達忙しいくてね、それしか被害が出て無いモンスターに労力を裂けないみたいで。2週間前からギルドに依頼出してたんだけど誰も受注してくれなくてね、、、それでエテルちゃんにってこと。もちろん1人じゃなくて良いわよ、リーダーとして動いてほしいってこと」

テルから頼みごとの内容を話されたエテルは

「わかりました、、、ちなみに報酬って?」

報酬を聞く

「これぐらい」

そしてテルは紙を見せた

「、、、すごい。これならジャンヌとマカロン誘っても余裕で大金って言えるレベルだ。でも、、、あの2人は無理そうだし1人で行くか。ギルドに通せば授業免除されますし明後日にでも行ってきます」

「それじゃ、頼んだわ」

「それでは、、、エテル・アマテラス!局長の命令承りました!!」

「貴君の健闘を祈る!!」

なんとも図書館の人間に似合わない感じの儀式?を行ってエテルはその場を去るのであった

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