ランチタイムは血の香り

「あの」

エテルが声を掛ける 

その相手は

「なんでしょうか?」

エルフィーである

「どこかで会ったことありますか?」

そしてエテルはそう聞いた

「いえ?特に記憶にございません」

エルフィーはそう返す だが

「「、、、」」

((エテルの過去に登場した人物ってことは悪魔関係者か?))

エテルが悪魔関係者だと知っている人物はエルフィーの正体に疑念が生まれた

「そういや、ハロルドはそこの桃髪白眼の、、、エテルちゃんだったね。エテルちゃんをセラフィムに入れる気なの?」

そんなことを知らないカリーナがエルフィーにそう聞くと

「いえ、、、むしろ、ハロルド様はあまり入れさせたくないご様子でした。ただ同時に入れたがっている気も個人的にしましたね」

エルフィ―はそう返した

「こういう騒動を理由には入れたくないってことか、、、あいつらしいな」

それを聞いたバルトルは友人のハロルドの考えを察しそう呟く

「ですね」

「というかエテルちゃんはどこか入りたいギルドはあるの?正直図書管理局だけでも十分ではあるとは思うけど」

カルーナがエテルにそう聞くと

「無いですね」

エテルは即答した

「いえ、、、正直、セラフについていろいろと学びたいとは考えていて、実際本好きもありますが知識が集まり図書館に関われるということで局員になったということもありますので、セラフィムは魅力的なギルドなのですが」

しかしそう付け加えた

「なら、あいつは喜んで門を開いてくれるだろうけどな、、、今回の一件で利益的な面が出たせいであいつもいやがってるってことか。実際対外的なメンツさえ無視すればエテルさんを守ることもセラフについて教えることもできるからな」

バルトルは友人の思考を読みそう呟く

そして

「そういうことです」

「噂をすればなんとやら、、、遅かったなハロルド」

ハロルドが現れた

「エルフィー、お疲れ様でした。あなたのおかげで私は安心して問題を解決することが出来ました」

「いえ」

「さて、、、マカロンさん」

「私?!」

いきなり名前を呼ばれたマカロンは驚く

「今から早めのお昼はどうですか?」

「っ!昨日もお昼食べましたよね?またですか」

お昼という単語にマカロンは驚愕した

「私としても2日連続でお昼を2人きりで食べる相手はエルフィーとテル以外だと思うところはありますが、、、少々面白い食材があって。先に少し食べましたが、、、とんでもない味ですよ」

それにハロルドはそう返した

「私の妹をデートに誘うのは良いけど姉として是非とも同席して置きたいのだけど?」

2人の会話にエクレアが入り込む 

だが

「お姉ちゃんは来ないで、、、せっかくのデートに姉が来るのは空気が壊れる」

マカロンの方から断りが入った

「いきましょう」

そして2人はその場を去ろうとするのであった

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