教皇候補集結
「被害者の親玉が来たか」
「めんどくさそうだな」
エクレアとカエデの目線の先には魔導ギルドマスター兼教皇候補アルトリア・キャメロットが居た
「ジャンヌ、マカロンおはよう。ひとまず無事でよかった」
アルトリアは自身のギルドメンバーのジャンヌとマカロンを
「ギルドマスターこそご無事で、、、それで?これどうします?」
ジャンヌがそう聞けば
「検査した後に手厚く埋葬する、、、ひとまずいつまでもここに亡骸を晒すのは忍びない。回収する、、、構いませんよね?会長」
アルトリアはそう言う
「どうぞ、、、ただ検査にはこちらも関わらさせて頂きますよ?」
「構いません。他のギルドやらなんやらが言ってきても私の権限で黙らせます。仲間を弔うことを誰が止められるでしょうか、、、ただ、他の教皇候補の説得は少し手伝って貰いますよ」
エクレアはそう言いながら集まってきた2組織と1人に視線を飛ばす
「エクレアさんお早いですね」
1人は
「カリーナ、元気そうね。景気が良い証拠ね」
商会連合総督兼教皇候補のカリーナ・アンティーク
「カエデ!元気か!」
1人は
「ハロルド組合長はいつも元気ですね」
冒険者組合長兼教皇候補のバルトル・アインスベルン
先に来ていたアルトリアも含めて3人の後ろにはそれぞれの組織の部下十数人がいた
だが
「、、、」
最後の1人は1人であった
「あら?雑種の娘だけ?飼い主はどこに行ったのかしら?」
アルトリアは最後の教皇候補であるエルフィー・ローレライにそう問う
「、、、」
だがエルフィーはそれを無視してエテルの横に立った
すると
「っ?!!」
バルトルが目を見開いて驚愕した
「ん?バルトルどうしたの?」
カリーナがそう聞くと
「未来の教皇様?ハロルドはどこへ行ったんだ?」
それを無視してバルトルはアルトリアと同じことをエルフィーに問う
すると
「わかりません、、、私がハロルド様から命じられたのはバルトル様とアルトリア様をエテル様に近づけさせるなということです」
「「え?」」
その言葉にマカロンとジャンヌ以外の全員が驚愕した
「待て?狂信者の馬鹿は昨日のバカ騒ぎがあるから理解できるが、、、なんで俺も?」
バルトルがそう言う
「私はハロルド様の剣、、、行動の理由は知りえません」
「、、、エルフィーに武器を持たせることを嫌がっていたハロルドがエルフィーに武器を持たせた?そして俺まで邪険にする?」
「、、、強いて付け加えるならばバルトル様を近づけるなという時のハロルド様は少し苦しそうな顔をしていましたね」
「、、、そうか。まぁ、あいつのことだ。何か考えがあるのだろう」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます