流れ
「正直それが一番丸い気がしますが、、、ハロルドさんはなぜ嫌がってるんですか?」
エテルがそう聞くと
「流石にセラフ教のシステムを壊しすぎだからですよ。教皇がお飾りって時点でもアウトなのに枢機卿1人にほぼ全権が行くなんて前例作ったら将来的に腐敗を引き起こします。そんなこと嫌がらないはずがないでしょう?」
ハロルドはそう返した
「なるほど」
「ただ、、、問題があってですね。正直言って私はバルトルが教皇になるのが一番うれしいですがセリーナでも良いんです。それに、、、エルフィーでも最悪どうにかなります。でもアルトリアだけは絶対にダメです。あいつの歪んだ信仰心による統治は世界を不幸にする、、、そんなことになるなら私は自分の全力を使ってあいつを止めますよ。ただそんなことすれば確実にこの国が割れます」
「、、、なるほど」
「まぁ、そんなことなる前に上層部に殺される気がしますけどね」
ハロルドは自嘲するようにそう言う
「、、、やばくないですか?」
「まぁ、、、私の立場的にそんなあっさり殺されることはないですよ。私が死んだらどうなるかわかったもんじゃありませんから」
心配するエテルにハロルドはそう言う
「さて、、、これが今の学園の状況ですよ。お気をつけて」
「はい」
「それではそろそろフレデリカ様の家ですので、、、」
「ここまでありがとうございました」
エテルは感謝の言葉を告げる
「いえいえ、明日からめんどくさいことになるでしょうけど」
「頑張ります」
「こまった時は助けますよ」
「ありがとうございます、、、それでは」
「はい」
そうしてエテルは家に帰るのであった
「さて、、、いつも通り善行を積めるという理由でエテルちゃん助けましょうかね」
ハロルドはそう言って気合いを入れる
(アルトリアは確実に動く)
「これはどうとでもなるし、、、ならなくなったら誰かが介入したということだ」
(次にカリーナはどう動くか、、、エクレアと関わってることが前提)
「というのは正解ではないですね」
(そしてバルトルは不干渉だろうな。私が助けを求めたら助けてくれるだろうけど、、、関わらせたくないなぁ)
「カリーナにかなり目を裂いた方がいいかな」
ハロルドは去るのであった
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