エルフィー・ローレライ
「色々話す前に最後の候補である、エルフィー・ローレライについて」
「あれ?エルフィーってセラフィムのサブマスターですか?」
エテルがそう聞くと
「はい、そうです」
「なるほど」
「エルフィーは先ほども話した通り候補者でありながらバルトルを応援しています。そしてエルフィーを支持している人もいません」
「そうなんですか?!」
エテルは驚愕した
「はい、と言っても人望がないわけではないです。むしろものすごくあります。サブマスターとしてエルフィーはとても優秀ですし困っている人を見たら思わず助けてしまうような善性もありますから。そしてそんなエルフィーに教皇の才能があることは明白です」
「それならなんで?」
「、、、これはエテルさんにはいつかバレてしまうから言いますが他言無用で。まずエルフィーは他の候補と違って家柄が全くない候補なんです。ですが、、、エルフィーは聖女シャインの血筋なんです」
「っ?!」
エテルは絶句する
「彼女は普段隠させていますがとあるペンダントを持っています。それはとても高価な宝石を素人が付けたようなペンダントですが、、、その正体は聖女シャインが布教の旅に出た際にフェニイン様から授けられたというペンダントなんです」
「、、、すいません。私セラフのそういう話に疎いですから理解できてないんですけどどれくらいヤバイ話なんですか?」
「バレ方やその時の情勢によりますが教皇候補選が終結します。それどころかセラフ教ごと混乱しかねません。だからこそ、、、万が一にもそんな自体にならないように私という枢機卿の息子という立場に隠しているんです。エルフィーへの支持がないのは私の固有魔法:精神支配で支持されないようにしているからです」
「せ、精神支配って、、、アリス様か封じられてるあの?!」
「アリス様?」
「っ!」
{ちょ!何口を滑らして!}
エテルは悪魔教団の長であるアリスに様付けはどう考えても言い訳のしようがない失言だ
「、、、そうか。予言のアレはそういうことか」
だがハロルドはそう呟くと
「お互いセラフに大きな隠し事をしてるんです。あまり良くはないですがお互いの秘密を守れる補助ができたんですから」
そう言ってエテルに笑って言った
「、、、そうですね」
そしてエテルはそう呟いた
「それでは最後に私自身の話をしましょう」
そしてハロルドの口からハロルド自身の話がされる
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